会話劇×銃撃戦。倉庫からほぼ出ないコメディ映画『Free Fire / フリー・ファイヤー』
http://www.imdb.com/title/tt4158096/
ベン・ウィートリー監督による映画『Free FIre / フリー・ファイヤー』、観ました。ちなみにフリー・ファイアは銃撃OKの意味です。上映時間が90分と短いものの、本作にとっては十分な時間。なぜなら銃を撃ち合うだけの映画だからです。予告編観て絶対最高だろうと思っていたら、やっぱり最高でした。
上映劇場は限られているようですが、日本では4/29公開予定。製作総指揮でマーティン・スコセッシの名前出すのはしょうがないんですが、ベン・ウィートリーの名前もぜひ出してあげてほしいですね。
冒頭のあらすじ(ネタバレなし)
とある晩、とある倉庫で武器取引のためにディーラーと購入者たちが一同に介していた。頼んだ武器と納品された武器が違うなど、いくつかのことが積もった結果、両陣営の間で突如始まってしまう銃撃戦。この撃ち合いに勝利するのは誰か。
ただ銃を撃ち合うだけなのに面白い
本作のシーンの90%以上はおそらく倉庫内ではないでしょうか。本当に倉庫で撃ち合うだけなので、外に出ないんですよね。さらに基本的にはコメディなのでシリアスなシーンがほぼありません。いや正確に言うとシリアスな場面もあるけど、それも笑えます。そんな具合に振り切っているのでハマるかハマらないかで極端に評価が分かれると思いますが、私は予告編の段階でこれはくだらなくて最高なやつだと確信していましたので大満足でした。
撃ち合いという極限状態の中で、それぞれのキャラクターの性格がうまく描かれています。ジャンキー、英語が訛ってる武器商人、スタイルを気にする男などなど、どのキャラクターにも魅力がありますし物語を動かすのに十分な関係性も持っています。銃撃が始まるに至るのも、このキャラクターたちの間だったら、そりゃそうなるわという納得感があります。
そしてキャラクターたちの間で銃撃戦だけではなく会話劇も繰り広げられます。くだらない言い回しやジョークのオンパレードで会話劇も面白くて、銃撃戦よりも会話劇がメインなのであるという事実に気付かされます。
強いて言うなら、銃撃シーンに関してのリアリティーはありません。何発撃てば死ぬんだというくらい銃弾を打ち込まれてる人も居れば、そんな撃ち方で当たってたまるかよという射撃シーンも多くあります。コメディなので、リアリティーは主眼ではないのですが、基本的に登場人物が皆ダイハードなのでそこを受け入れられないと本作は楽しめないかもしれません。
血が苦手じゃなければオススメ
血が大量に出たり傷口が大きく映るなどの直接的な残酷描写もあります。そうした表現が苦手でなく、(英国?)ジョークで笑いたい人にはオススメです。率直なところ映画館で観る理由はありませんでしたが、銃撃の音や音楽がよく聞こえる点は映画館の方が臨場感があって良いのかなと思います。
とある場所からほぼ出ない密室系の映画だとスリラー映画が多く浮かびますが、本作は珍しい密室系映画でも珍しいコメディ作品と言ってよいのではないでしょうか。倉庫というやや広い空間ではあるものの、ここまで外に出ないで話が進むとは想像していませんでした。
そういえば本作が新年度の映画笑い初めだと思いましたが、よくよく考えたら観たのは3/31でした。というわけで新年度笑い初め映画は他の映画に持ち越しになりそうです。
オリヴィエ・アサイヤス『パーソナルショッパー / Personal Shopper』の感想
http://www.festival-cannes.com/en/films/personal-shopper#pid=3294
フランス人映画監督オリヴィエ・アサイヤスの最新作『パーソナルショッパー / Personal Shopper』を観てきました。過去作品を観ていなかったので、監督の作風は全く知らなかったのですが、何とも淡い映画だというのが印象です。解釈が観客に委ねられる作りになっていて、さらに題材がスピリチュアルなので幻想的かつ曖昧なんですよね。久々にそうした類の映画を観たので心の準備ができておらず、受け止め切れなかったから淡いと感じたのかもしれません。
またトワイライトシリーズで有名なクリステン・スチュワートが主演で、恐怖と対峙するシーンから少し官能的なシーンまで幅広い演技が見られました。何を考えてるんだろうと思うシーンも少なくなかったのですが、そうした少しミステリアスな雰囲気が本作にマッチしていたのは間違いないでしょう。それはそうと少し強そうな顔してますよね。観る前はてっきり幽霊と戦うのかと思ってました、すいません。
さてさてそんなわけで感想を書いていきますが、曖昧さ故に私の感想や解釈が大いに間違っている可能性もあるので、その場合はご容赦ください。
続きを読むハリウッド版『ゴースト・イン・ザ・シェル』を観た夜、やっぱり過去作は偉大だと思った
https://www.facebook.com/GhostintheShellUK/
攻殻機動隊の実写映画版『ゴースト・イン・ザ・シェル』観てきましたよ。スカーレット・ヨハンソンの顔をあしらったポスターはロンドン各所でも見られて、宣伝が大々的に行われていました。映画館の入りはあまり良くなく、公開初日にしては空席が目立ちました。今日は暖かかったからみんな映画なんて観ずにビール飲んでいたのかな。それとも前評判微妙だからかな。
原作オマージュは随所に見られるものの、映像は特に新しくなくストーリーも予想を超えてこず、ハッキリ言って普通でした。極端につまらないとは感じませんでしたが良い映画かと言われると、答えはNOです。攻殻機動隊に興味がない人は観なくてよいと思いました。でも北野武の演技は良かったんじゃないでしょうか。まさか英語を話さず日本語で押し通すとは思っても居ませんでしたが。
続きを読むハースストーンでようやくレジェンドに到達した話
基本的にエンジョイ勢なのですが、ダラダラと2年近くプレイしているので流石にそろそろレジェンド取らないとなとふと思ったのがきっかけで、今月はレジェンド必達を目標にプレイしました。
結果、月末までもつれ込みましたが何とかレジェンドに到達することができました。ちなみにサーバーはNA。
ハースストーンようやく初レジェ。今月は仕事が落ち着いていたのでレジェンド必達を目指してやっていたけど、結局時間割けなかったりランク5で停滞したりと遠回りしつつ滑り込みで何とか達成。よかった pic.twitter.com/sxUvqx4Z5C
— MUGA (@muga_over) 2017年3月28日
到達した時は嬉しさと達成感がありましたね。実はこの2日前にあと1勝でレジェンドになったものの、そこから負けが続いてランク3まで落ちて再び勝ちを重ねてレジェンドになったという経緯もあったので、余計に嬉しかったのかもしれません。
というわけで今日は感想と記録を。
続きを読む2017年暫定ワースト映画『Power Rangers / パワーレンジャー』雑すぎて誰にもオススメできない
日本では7月15日公開予定の『Power Rangers / パワーレンジャー』を一足お先に観てきました。劇場には初代レッドレンジャー(日本だとジュウレンジャーのティラノレンジャー)のコスプレをした熱狂的なファンやちびっ子も居て劇場はほぼ満席。その熱狂的なファンは予告編の間ぺちゃくちゃ大声で話していたのに、本編が始まると盛り上がっている子供を注意していて、なんだかなあと思いました。話が逸れました。
そんなファンも待望のパワーレンジャーは過去にも映画化されているのですが、それはあくまでテレビ版に沿った映画で本作のように完全新作ではなかったようです。本作はリブートらしく現代風のコスチュームデザインや設定になっていて、ヒーローもののリブートであると当時にクソ映画の金字塔である実写版『ガッチャマン』を彷彿とさせる何かがあるなと感じていました。
そういう悪い予感は的中するもので、映画の内容が非常に残念なところまで似ていましたね。曲がりなりにもハリウッド映画なので実写版『ガッチャマン』よりはもちろんマシなんですけど、『ラ・ラ・ランド』を配給したライオンズゲートが何故これに金を出したのかと言いたくなるクォリティの差があります。
全体的に雑な映画
日本の戦隊モノの映画版に比べれば丁寧と言えるかもしれませんが、普通の映画と比べてしまうと雑。これに尽きます。最初から最後まで雑な上に、肝心の変身シーンや戦闘シーンも盛り上がりに欠けるのが正直なところ。何かが起こったら、これはこうなるなと予測して本当にそのとおりになる、そのとおりにしかならないストーリーの平坦さも退屈でしかありませんでした。
ストーリーが平坦でも大切なメッセージがあるなら我慢できる部分もありますが、この映画に関してはそういうのも感じられませんでした。仲間の友情・絆がテーマにはなっているんですが、それだったらもうちょっと仲間同士の関係性を丁寧に描いて欲しかったです。それから場当たり的に5人が成長したように見えるシーンがあるのですが、最終的に成長してないと受け取れる箇所もあって中途半端な印象です。
日本の戦隊モノと比べたい人は観ればいいと思いますが、これを観るくらいなら上映時間があまり変わらない『シン・ゴジラ』でもレンタルして観ればいいんじゃないでしょうか。ちなみに先程日本の戦隊モノに比べれば丁寧と書いたのは、日本の戦隊モノはテレビ版が前提になっている上にお約束を楽しむものなので、映画単体として考えるとかなり雑なことが多いと感じているからです。私自身嫌いではないんですけど、そういう評価をしています。
大まかなストーリー(ネタバレなし)
とある星で、先代のパワーレンジャーが敵であるリタに負けそうになるものの、辛うじてパワーレンジャーの力の源であるメダルをリタに奪われないように宇宙へと飛ばした。場所は変わって現代の地球。高校生5人がひょんなことから出会い、とあることをきっかけにパワーレンジャーのメダルを手に入れる。それをきっかけに自分の身に訪れた変化、パワーレンジャーに選ばれたことに5人は驚くのだった。
全然変身しない
TV版と切り離した上でパワーレンジャーの映画化という時点で推して量るべきなのですが、変身するまでにめちゃくちゃ時間がかかります。ラスト30分くらいまでは変身しない、というか変身するために5人が頑張る方向で話が進みます。そこまでは観客も我慢を頑張らなければなりません。
5人があることを乗り越えて成長した結果、変身できるようになるという描写が欲しいという理由はわかります。ただ、せっかくのパワーレンジャー映画なのでこっちとしては変身して戦う姿や巨大ロボがスクリーンで動く姿を観たいわけです。巨大ロボはシリーズでも番組の後半に出てくるのがお約束なのでそれは言いとしましょう、ただ変身に関してはすぐに変身できるようになるけど、戦いの中でとある危機が訪れてそれを克服することでより強くなるとかそれをきっかけにロボに乗れるようになるじゃダメだったんでしょうか。いや良かったよねと。
時間がかかるくせに、変身に至るまでのストーリー自体も雑なので「やってらんねー」というのが鑑賞中の感想の大半です。画面のどこ観てようかなと思ったのは本作が初めてかもしれません。
少し良いところを書いておくと、それでもやっぱり♪Go Go Power Rangers!って流れた時には少しアガりました。それから、クリスピークリームドーナツとテレビ版パワーレンジャーでグリーンレンジャーに変身するトミー役の人がカメオで出てたのを見た時は笑顔になれましたね。それくらいです。
デザインがゴチャゴチャしすぎ
これは好みによると思いますが、パワーレンジャーの新スーツとメガソード(巨大ロボ)のデザインがダサいんですよね。有機的なデザインを目指しているんでしょうけど、コレジャナイ感が強くてカッコよさが分かりませんでした。
スーツがゴチャゴチャしている中に禍々しさも垣間見えて、ヒーローと感じられないんですよね。これは日本の戦隊モノが私の中で基準になっているからかもしれませんが、にしてもダサい。それから変身した後にマスクを外しているシーンが多すぎます。俳優たちの顔を映さなきゃならない事情は分かるんです。でも巨大ロボに乗って戦っている間は付けておいた方が安心じゃないですかね。。。それに正体を明かすなって釘刺されるシーンあるわけですし、まず顔隠そうよ。
巨大ロボに関して言えば、『KONG SCULL ISLAND』でもそうだったんですが、元々特撮のものをフルCGに置き換えてプロレスをしたがるのか理解に苦しみます。そこに新しさもリアルさもないですし、キングコングはともかく巨大ロボがプロレスはおかしいだろうと。米国だとそんなにプロレスは正義なんでしょうか。巨大な敵と巨大ロボのデザインがどっちも似たテイストで、味方か敵かよく分かりません。(これには理由があるのですが)
誰にもオススメしない一作
この作品を観るまでは『KONG SCULL ISLAND』が2017年ワーストだったのですが、めでたく本作が2017年ワーストをぶっちぎりで更新しました。これに比べれば『KONG SCULL ISLAND』はよく出来ていました。というわけで、こちらからは以上です。
ありがとうヒュー・ジャックマン。年老いた一人の男の物語『Logan / ローガン』
http://www.foxmovies.com/movies/logan
少し時間が空きましたが、『Logan / ローガン』の感想を。
予告編では今までのX-MENシリーズらしくない、しめっぽい曲が流れる中荒廃した世界、謎の少女、機械の義手を付けた敵が映し出されます。(日本版は変わるかもしれませんが)あまり情報を入れずに観たい人はこれ以降読まないほうが良いです。予告編だけ観て、一体どういうことなんだろうとワクワクしながら観るのも楽しいですし。ただ、そうは言っても内容や評価が気になる人は居ると思いますので、そういった方向けに以下書いていきます。
大雑把に言うと、ダークナイトとは異なる方向性だけど、同じくらいに素晴らしいテイストのアメコミ原作映画です。過去のX-MENシリーズとは単純に比べられません。
あらすじの詳細は書きませんし、核心は避けていますが感想を書くにあたって、この予告編で映し出されていること以外も書いています。予告編が醸す謎を明らかにしないと感想が書きづらいためです。と言っても冒頭以外のことはほとんど書いていませんので、そこまで楽しみが失われるとは思わないのですが。
ウルヴァリンに、チャールズに何があったのか。そして謎の少女とは
本作は死にかかっているウルヴァリンことローガンと、チャールズ・エグゼビア、そして謎の少女ローラを巡る物語になっています。また、ウルヴァリン役のヒュー・ジャックマンが事前に明らかにしているとおり、本作がヒュー・ジャックマンにとって最後のX-MEN映画となる見込みです。断言はせず、示唆しているというレベルのようですが。私もこの情報は観る前に知っていたので、ウルヴァリンがどうなって映画が終わるのかという点を気にしながら観ることになりました。
物語の冒頭、ローガンが何をしているかというと、テキサスでリムジンのドライバーをやっているんですよね。この時点で「何があったんだ!?」と言いたくなるのですが、どうもウルヴァリンの体調が良くなく病院の薬を違法に流してもらって何とか生きていることが分かります。ここでもさらに謎が深まります。ローガンの能力は驚異的な再生能力のはずで、痛みはあっても傷はすぐ回復するはずなのに何かがおかしいぞとなるわけです。
さらにチャールズも登場するのですが、チャールズはなんと認知症を患っています。冷静沈着かつX-MENを指揮していたリーダーが認知症のため、訳の分からない言葉を話したり突然子供言葉になったりするので、やっぱり何かおかしいぞと思うんです。新たなミュータントが25年間生まれていないという事実が明らかになって一体この世界に何が起こっているのかという疑問がさらに湧いてきます。
そして謎の少女ローラがウルヴァリンの元に現れるのですが、彼女は何故か武装集団に追われています。これもどうしてなのかと色々な疑問が集まったところで、3人が集結し物語が始まります。アメコミ読んでいる人やマヴカプを遊んでいた人はローラが何者かすぐに分かると思うのですが、それは言わないお約束。
見どころはずばり、ヒュー・ジャックマン
これらの謎がどういう理由なのかを追っていくのと合わせて、本作の見所となるのはローガンの心の動きとヒュー・ジャックマンの演技。スクリーンに映るのは過去作で活躍したウルヴァリンの姿ではなく、年老いたローガンなんですよね。依然ある程度強いとは言え、戦闘でも衰えを隠せないローガン。さらに認知症のチャールズや幼いローラ、さらには物語途中でたまたま知り合った民間人とのやり取り等、戦闘以外のシーンでもローガンが老いた、あるいは丸くなった様子が窺えるんです。
今までのX-MEN映画みたいに能力をフルに使ってVFXで描かれる派手な戦いはありません。しかし、ダークナイトが正義とは何かをそれまでのアメコミ原作映画とは異なるテイストで描いたように、本作では一人のヒーローがどのように老いて引退するのかを今までのシリーズとは異なるタッチで描いています。
ここが評価の別れどころだとは思うのですが、回りくどくしみったれたことをするなという意見もあれば、X-MENという枠を超えて人間を描いた作品だと言うこともできるでしょう。私は後者の意見で、よく出来ているなと思いました。多少ツッコみたくなるシーンもありますし、本来笑うべきではない最後の場面でのアレは笑いましたが。
17年間ありがとう、ヒュー・ジャックマン
それはそうと2000年にブライアン・シンガーのX-MENが公開されてから17年、ヒュー・ジャックマンはウルヴァリン、ローガン役としてほとんどの作品に登場しています。
初期3部作のX-MEN、X-MEN 2、X-MEN:ファイナルディシジョンでは主役として出演し、荒くれ者だったウルヴァリンが最終的にリーダー格としてX-MENをまとめていましたね。映画そのものの出来はあまり良くなかったと記憶していますが、間違いなくヒュー・ジャックマンの出世作になったのがこの3部作でしょう。
その後、ウルヴァリンにフォーカスを当てたウルヴァリン:X-MEN ZERO、ウルヴァリン: SAMURAIが作られました。SAMURAIの方は最後まで観ていない気がします、すいません。ヒュー・ジャックマンが日本でロケしたのが当時話題になっていた記憶があります。これまた作品としてはとても微妙。。。
それから、X-MEN:ファースト・ジェネレーション、X-MEN: フューチャー&パスト、X-MEN:アポカリプスの新三部作にも少し出演。フューチャー&パスト以外ではカメオ出演でチラッと映るだけですが、フューチャー&パストでは大活躍でした。アポカリプスはともかく、他2作はX-MENシリーズでも間違いなく最高傑作でしょう。
そして最後に本作と合計9本のX-MEN作品に登場しました。この間にヴァン・ヘルシングやレ・ミゼラブルにも出演していて、大活躍でしたね。昨年公開のイーグル・ジャンプにも出演。
レミゼも良かったですけど、私の中ではやっぱりヒュー・ジャックマンはウルヴァリンというイメージが強いですね。中学生の時に最初のX-MENを観たもので、ウルヴァリンのかっこよさとヒュー・ジャックマンの凛々しさが強く結びついているんですよね。同世代の人たちだとそういう人が多いんじゃないかなと勝手に想像しています。
そんなヒュー・ジャックマンが演じる最後のウルヴァリンとなるのは寂しさもありますが、有終の美を飾ったと思います。過去作を観た全ての方々にオススメです。