ゲインオーバー

MUGA, I am.

X1 Carbon 2018 6th Genを購入するまで

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2011年に買ったMacBook Air以来となるノートパソコン、X1 Carbonを先月購入した。

MacBook Airも使えないわけではなかったのだけど、電池の持ちが悪くなっていたことと動作の重さが買い替えの理由。電池持ちは致命的で最終的には1時間も持たなかったのではないだろうか。動作面では複数タブを開いてブラウジングして、他のアプリも開くと動作が重いと数年前から感じていた。

そんな状況だったのでさすがに7年経つので限界かなと思い、今回買い替えに至った。

MacからWindowsに変えた理由

大学生になった時にMacBook Proを買い、その後はX200を挟んで2011年にMacbook Airと乗り換えていた。X200は大学でOfficeを使う必要があったから買ったもので、家ではMacBook Proを主に使用していた。さらにスマホはiPhone 3GSから5Sまで長らくiPhoneだった。

なので、多くの人がそうであるように、Apple製品に囲まれた生活を長らく送っていたApple派だと言って過言ではないと思う。Macはデザイナー用というイメージがあった昔からすると考えられないけれども、スマホはiPhoneでノートパソコンとしてMacBookシリーズを使うのは今となってはごく普通の光景だ。

そんなApple派の私がWindowsに乗り変える転機となったは2年前に英国に引っ越した時にAndroid端末を買い、後にGoogleのスマホPixelを買ったことだ。AndroidとWindowsは直接関係ないのだけれど、Androidの完成度がその昔よりも格段に上がっていてApple製品だけではないと身をもって感じたことで、MacでなくてWindowsでもよいのではないかと思えたのが大きい。さらに仕事で使っているレッツノートで実際に触ってWindows 10の操作性、デザインが悪くなかったのでWindowsも進化を遂げていると感じられた。

買い替えを考えているうちにMacじゃなくてもよいのではとなり、今回はWindows機の購入に至った。iOSのアプリを開発するならやはりMacになろうかと思うものの、ブラウザとOffice主体の自分自身の今のPC使用スタイルを考えると、どちらでもいいかあるいはOfficeの使用感でWindowsに軍配があるのも正直なところだった。OS XでもOfficeは動くけれども。

どうしてX1 Carbonにしたのか

さてWindowsを買うと決めてからはどのPCにするかを決定するまでに時間がかかった。Macであれば用途や予算で一意に定まるのだけど、Windowsは色々なメーカーから出ているためそうもいかない。購入にあたって検討したのが以下の項目。

メモリ16GB

現状ほとんどのケースで8GBで十分なのは分かっているものの、今後も数年以上使っていきたいのでメモリは多めに16GB欲しい。近頃のノートPCは自分で拡張できないことも考えるとメモリは余裕を持って積んでおきたいというのが理由。

最新のCPU搭載

それからCPUについては特にこだわりはなかったのだけど、メモリと同じ理由でなるべく高性能なものが良いと考えていた。検討していた頃にCore i7の第8世代が出ていたのでできるなら第8世代で行こうと。

持ち運べる重さ

外に持っていくのに加えて、家の中でも色々なところで使うのでなるべく持ち運びやすい重さ。ソファでごろつく分にはiPadを使っていればいいのではないかとも思ったけど、膝に置いてキーボードを使いたいという気持ちもあり。

液晶は非光沢

光沢があるディスプレイはあまり好きじゃないので。

購入候補

予算は20万円で上記の条件を満たすものを探してみるとこんなところだった。

マウスコンピューター

www.mouse-jp.co.jp メリット:安い デメリット:重い、デザインが無骨

HP Spectre 13

HP Spectre 13(2017年11月モデル)製品詳細 - ノートパソコン | 日本HP

メリット:デザインがよい デメリット:キーボードのピッチが狭い

レッツノート SV

ec-club.panasonic.jp

メリット:条件は満たせる デメリット:予算オーバー

X1 Carbon

ThinkPad X1 Carbon (2018モデル)

メリット:条件は満たせる デメリット:Lenovoは昔脆弱性あったような

概ねこんな具合になったのでレッツノートとX1 Carbonの二択となった。しかし予算を増やすのが難しかったので消去法的にX1 Carbonが残った。Lenovo製品に昔色々あったのは知っていたのだけど、現行X1 Carbonについては海外フォーラムでもバックドアのようなセキュリティの問題は見かけられなかったのでこの点でデメリットはほぼないと判断。タッチパッドにもストレスを感じることはなくなってきたけど、トラックポイントを使えるのもThinkPadの魅力だ。そして何より黒いのがかっこいい。シルバーモデルも出ているようで、それは通常のThinkPadとは異なる趣があるのだけれども。

購入するまでに時間がかかった

X1 Carbonに決めてから、実は買うタイミングに関しては逡巡した。というのもLenovoのオンラインショップでは毎週末セールをやっていて、いつが買い時なのかが判断しづらいからだ。結果から言うと買いたいと思った時が買い時なのだが、3週間ほど様子を見ていたのですぐには買えなかった。Lenovoのオンラインショップの割引動向を追っているWebサイトを見た限り、決算期や製品発売直後に割引率が高くなる、値段が安くなる傾向があるようだ。決算期に重なる場合は決算期まで待つのが吉かもしれないが、製品によっては割引率がほぼ変わらないこともあるみたい。

3週間の逡巡の末に購入した構成は以下のとおり。

  • インテル Core i7-8550U プロセッサー (1.80GHz, 8MB)
  • Windows 10 Home 64bit
  • 14.0型WQHD液晶 (2560x1440 IPS)、光沢なし、300nits、マルチタッチ非対応、720p HDカメラ、ブラック
  • 16GB LPDDR3 2133MHz Soldered
  • 日本語キーボード (バックライト、指紋センサー) ブラック
  • 256GBソリッドステートドライブ PCIe M.2 (OPAL対応 )
  • インテル UHD グラフィックス 620

NFCは不要と判断して外してあり、LTEモジュールのオプションも付けなかった。外出中にゴリゴリ使う予定もないのでテザリングで十分だと考えた。SSDの容量は増やせたのだけど結局クラウドにファイルを置くのは目に見えていたが、SATAと体感速度が違う可能性もあると思いPCIeにはしておいた。これで20万円を切るのは安いのか高いのかよく分からないが希望スペックのものが予算内で買えたので満足している。

こうしてX1 Carbonを購入したのだけど、商品が到着してすぐに問題が発生して満足感はすべてどこかへ行き怒りが募るのだった……