ゲインオーバー

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月面からナチス!『アイアン・スカイ』を観ました





観てきましたよ、『アイアン・スカイ』。

映画を作るにあたって公式サイトで寄付を募り、1億円ほどを集めたそうです。いやあすごいです。 2018年に月からナチスUFO軍団が地球襲来するSF映画「Iron Sky」予告編+本編冒頭4分 - GIGAZINE

あらすじ

2018年。アポロ17号以来となる有人月面着陸プロジェクトによって月に送り込まれた黒人ファッションモデルのジェームズ・ワシントン(クリストファー・カービー)は、第二次世界大戦の敗戦からこの地に逃れてきたナチス・ドイツの残党たちによって拉致されてしまう。新総統コーツフライシュ(ウド・キア)のもと、地球帰還を目指していたナチスは、ワシントンが持っていたスマートフォンに衝撃を受け、地球潜入作戦を計画。彼らの技術を超越するスマホの演算能力があれば、最終兵器“神々の黄昏”号を完成させることができるのだ。かくして、ワシントンを案内役に、野心家の将校クラウス・アドラーゲッツ・オットー)、彼のフィアンセで美貌の地球学者レナーテ・リヒター(ユリア・ディーツェ)が円盤に乗って月を出発。だが、米国との同盟によって総統の座を奪う野心を抱いたクラウスは、ニューヨークに降り立つと、大統領直属の広報官ヴィヴィアン・ワグナー(ペータ・サージェント)を誘拐し、大統領との面会を要求。クラウスのカリスマ性とレナーテの理想主義が大衆の心を掴むと確信したヴィヴィアンにより、2人はたちまち大統領の敏腕パブリシストとして辣腕を振るうようになる……。数ヵ月後、ホームレスとなったワシントンに再会したレナーテは、彼の説得によってナチズムの危険性とクラウスの野望に気付く。その頃、クラウスの裏切りを知ったコーツフライシュ総統は、宇宙艦隊を引き連れて地球攻撃に向かっていた。大統領(ステファニー・ポール)によってアメリカ宇宙軍指揮官に任命されたヴィヴィアンは、密かに建造していた宇宙戦艦ジョージ・W・ブッシュ号をナチス艦隊に向けて発進させる。果たして宇宙の覇権を握るのは、クラウスか、コーツフライシュか、米国か?そしてほんのり恋模様のレナーテとワシントンは、動き出した“神々の黄昏”号を破壊して世界を救うことができるのか……? あらすじ 解説 アイアン・スカイ - goo 映画

月の裏側にはナチスの残党が居た!という荒唐無稽な設定をベースに、繰り広げられる「ありえないよねー(CV:マツコ・デラックス)」なSF戦争映画です。

ストーリーは上記のとおりなのですが、随所に政治ネタが入ってくるので、第二次世界大戦や現在の世界情勢についてある程度知っていないと楽しめません。

ストーリーよりも笑いどころのネタバレがこの『アイアン・スカイ』にとっては意味があると思うので詳細は控えますが、黒人ネタや北朝鮮ネタ、USAネタなどなどあります。

こうしたネタを笑えないのであれば『アイアン・スカイ』を観る意味はないんじゃないかと。

感想

良くも悪くもB級映画で、CGやナチスの軍隊の描き方、ロケーションなんかを観ると予算ないんだろうなあという空気は全編に渡って感じられますが、B級故の何をやっても許される空気も同時にあって笑いどころが笑いどころとして機能するのはそれ故なのだろうと思います。

また、現代の国際情勢を風刺するのがチープだからOK、というよりもチープだからこそ風刺が風刺として成り立っている側面もあるんでしょうね。

あと、時間が100分程度で短いのが良いです。近頃、2時間超の映画ばかり観ていたのもあって、中には疲れるものもあり、この程度の尺だとサクッと楽しめます。

映画の冒頭4分がYouTubeで公開されているので是非見てみてください。

昔はB級映画をDVDレンタルして観ていた時期があったのですが、その当時の楽しかった思い出も蘇り、個人的には非常に満足した映画体験でした。