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リクルートがAppleのモビリティーパートナーになったそうで


airregi

リクルートホールディングス 米アップルと連携して基本ソフト「iOS」向けのアプリ(応用ソフト)を開発すると2日、発表した。子会社のリクルートライフスタイルが日本企業で初めて、アップルから優先的に助言などが受けられる「モビリティーパートナー」になった。今後は店舗向けのレジアプリなどについて、アップルの協力を受けて使いやすいように改良していく。 リクルート、「iOS」向けアプリ開発  :日本経済新聞

リクルートが「iOS」向けアプリを開発っていう見出しの的の外し方が素敵な記事ですが、この記事で出てくるモビリティーパートナーとは何だろうと思い調べたら、優先的に助言が受けられるっていう説明もまた違うみたいで、これ書いた人大丈夫かと心配するばかりです。

プレスリリースの方がしっかり書かれています。 無料POSレジアプリ『Airレジ』が、iPadとiOSをベースとしたビジネス支援ソリューションを加速|株式会社リクルートライフスタイルのプレスリリース

モビリティーパートナーはiPadのビジネスユースを推進するためのプログラム

Apple Pushes iPads for Business With Different Partners, Similar Aims - Digits - WSJ Report: Apple working w/ more than 40 companies in new mobility partner program | 9to5Mac

このWebサイトを読んで分かるのは、AppleiPadのビジネス利用を加速するために、モビリティーパートナープログラムと称してテック企業を巻き込んでiPadのアプリ開発を行っているということです。

なので、AppleiPadのビジネス利用を促進・拡大でき、参加企業側にはAppleからの協力や何らかの優遇(推測ですが、開発・仕様情報が早く手に入る、iPadを安く手に入れられる、デモ等で使用してもらえる等)があるものと思われます。

また、上記のサイトでは昨年8月時点でモビリティーパートナーが40以上あると発表されていますが、Appleが大々的に公表しているわけではないようで、関係筋の話として明らかになっている21企業は以下のとおりです。

Appirio Belly Bigtincan Box Deputy DocuSign FreshBooks Flint MicroStrategy MobileIron Moneris Solutions Corporation Prontoforms Revel Systems ServiceMax ScrollMotion Showpad Vend VMware’s AirWatch Workato Xero

どこもアプリやクラウドサービス等を提供している企業で、この中に入るリクルートライフスタイルは、プレスリリースにもあるとおりAirレジ(エアレジ)の展開でAppleと協力していくことになるようです。

日本全国のお店にあるレジの数を考えると規模の大きさが用意に想像できますし、そこにiPadが導入されればAppleとしても喜ばしい限りでしょう。個人向けのタブレットの需要は芳しくないようですし、ビジネスでの利用が鍵となるのは間違いなさそうです。

ただ1つ気になるのは、上に挙げた企業のRevel SystemsiPadを使ったPOSシステムを提供している企業で、Airレジと丸かぶりなんですよね。サービス対象地域が異なるから問題ないという判断なんでしょうか。このあたり気になります。

まとめる言葉も何も思いつかないのでここらで。