ホテルに歯ブラシ・歯磨き粉が標準で置いてある国は少数派（独自調べ）

今度出張でヨーロッパに来る友人から行くにあたって気をつけた方がいいことを聞かれたので、情勢はともかく何か伝えることあったかなあと考えていた時に思い出したのが、歯ブラシと歯磨き粉。

ヨーロッパのホテルには基本的に歯ブラシ・歯磨き粉は置いていないので自分で持ってきた方が良いと伝えたところ、それは考えていなかったと友人に驚かれました。

確かに日本のホテルって、ビジホも旅館もラブホもどこ行っても使い捨ての歯ブラシ・歯磨き粉が置いてあって、旅行時に自分の歯ブラシ・歯磨き粉持っていかないことが普通ですもんね。

そんなことを友人に伝えたところで、歯ブラシ・歯磨き粉が置いてある国、置いていない国は一体どう分かれているのか気になったので調べてみました。

歯ブラシ・歯磨き粉が標準で置いてある国が少数派

自分が訪れた際の記憶と、Tripadvisorのフォーラムやググった結果を元にざっくりと調べました。ホテル予約サイトの情報を見てもアメニティより細かいことが書いていなくて歯ブラシ・歯磨き粉の有無までは分からないんですよね。

検索してもこんなこと調べてる事例が他に見つかることもなく。。。

そんなわけで確度は低いのですが、次の地図のとおりとなりました。青が歯ブラシ・歯磨き粉有りのエリア、赤が無しのエリアです。

f:id:muga_gain:20161129081914p:plain

違ったら申し訳ないです。空欄も多いのですが、「違うよ」とか「ここの国はこうだよ」というのがありましたら是非お知らせください。

概ねの傾向として、置いてある国が少数派で、さらに置いてある国はアジアに偏っていると言えると思います。イランに置いてあるのが意外と言えば意外でした。

実は調べる中で分かったのですが、歯ブラシ・歯磨き粉がデフォルトで置いてあるかどうかは国による傾向もあるものの、ホテルによっても対応が異なるようです。

高級ホテルやホテルチェーンによっては国を問わずに置いてあるようで、有名どころだとハイアットやシャングリ・ラの系列には置いてあるとか。

さらに付け加えると、標準で提供していないだけでレセプションに言えば出てくるホテルもそれなりにあるようです。それも当然で、ロストバゲージした宿泊客や忘れてしまった人に提供できるように準備しているはずなんですよね。

今回検索をしながらホテルにアメニティを卸す業者のWebサイトもいくつかヒットしたのですが、色々な国の業者が使い捨ての歯ブラシ・歯磨き粉を提供していました。

というわけで仮に忘れてしまってもまずはレセプションに聞いてみるのが良いんだと思います。レセプションに歯ブラシをお願いするというのは高畑なんとか裕太氏の事件が頭をよぎってしまいますが。。。

理由は色々あるようで

travel.stackexchange.com

この投稿では次のことが書かれています。

そもそも宿泊客が歯磨き粉を求めていない
業界の基準やレーティングに歯磨き粉の提供に関する項目がない（石鹸やローションなどは入っているのに）
歯磨き粉は（薬用のものもあるくらいで）薬に類する物と思われている節がある

宿泊客が求めていないというのは驚きですね。日本人からしたら付いてる方が当たり前とも言えるのに。

欧米はエコ活動が盛んなので、環境のために使い捨ての製品を提供しないというポリシーもあるのかもしれません。タオルもお願いしないと替えてくれないホテルも多いですし。

それから上にあるように歯磨き粉が薬だと思われているのだとすると、個人が好きな歯磨き粉を使うという意識や習慣がきっと日本より強いんでしょうね。

歯ブラシは日本から持参、歯磨き粉は機内持ち込み不可にならないサイズで

ちなみにですが、国際線の飛行機に乗る際に預入荷物ではなく手荷物で歯磨き粉を持っていく場合は100ml以下の容器に入っいて、さらにジップロック等で封をされている必要があります。

市販の、チューブ状の歯磨き粉は大体100mlをゆうに超えるサイズなので、そのままでは持ち込み不可です。かと言って歯磨き粉は化粧水だとかと異なり、別容器に移すのも難しいです。

ですので、アジア以外の地域に旅行に行く際は小さい旅行用の歯磨き粉を買うことをオススメします。預入荷物でももちろん良いのですが、飛行機から降りる前や空港に着いた後に歯を磨くとさっぱりしてリフレッシュできるので手荷物が個人的にはオススメです。登場する路線やクラスによっては歯ブラシと歯磨き粉がアメニティに含まれていることもありますが。

海外だとあまり売っていないのですが、こういう歯ブラシセットが一番便利。