『グランド・マスター』を観てきました
どーも、MUGA(@muga_over)です。
先日観てきた『グランド・マスター』の感想を書き忘れてたので今更書いておきます。
あらすじ
20世紀初めの中国。北の八掛拳の宗師・宝森は、流派統一を任せられる継承者として、弟子の馬三と南の詠春拳の宗師・葉問(トニー・レオン)のどちらから選ぼうとする。六十四手の達人にしての宝森の娘でもある宮若梅(チャン・ツィイー)も候補者として手を挙げる中、馬三が宝森の命を奪うという謀反を企てる。それを機に、宝森の敵(かたき)を討つ復讐(ふくしゅう)と後継者の座を奪い合うすさまじい戦いの火ぶたが切って落とされる。 映画『グランド・マスター』 - シネマトゥデイ
アクション全開のカンフー映画ではない
監督がウォン・カーウァイというところで鑑賞前に気がついておくべきでしたが、この映画は予告編こそアクションを押していますが内容は人間ドラマでした。
カンフーの最強を決めよう!→戦争の激化→ちょっとカンフーどころじゃないです→カンフーの最強決めるのどうすっぺ→しかし、個人的な復讐や決着はつけよう みたいな流れがなくはないのですが、カンフーの最強を決めること自体に目的がある映画ではありませんでした。
戦争によって社会全体が変わっていく中で、それまでカンフーマスターとして生きてきた武道家たちが時代に翻弄されながらどう生きていくのかというところにフォーカスが当たっています。
カンフーを辞めて理髪店を営むようになったり、あるいは医師として生きていく、まだ未練がありカンフーの指導者として町民にカンフーを教える人も出てきます。
ただ、そうして選択した道こそ違えど、どのカンフーマスターにも武道の精神や気概が残っていて、男気があるように感じました。
時代が変わっても自分の中で変わらないものを持つってことの難しさと凄さを感じた映画でした。そしてアクションシーンでの画面のかっこ良さは最高でしたよ!