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激しく【ネタバレ】「スター・ウォーズ フォースの覚醒」を観たので、だらだらとあらすじと感想を

英国では現地時間で12月17日(木)の0:01より"Star Wars the Force Awakens"、「スター・ウォーズ フォースの覚醒」が公開されました。というわけで観てきました。

ネタバレせずに書けることがほとんどないので、悩んだ挙句ネタバレします。気にしながらだと感想も書けないので盛大にネタバレします。ストーリーを細かく書きます。オチまで書きます。

というわけで間違えてこのページにたどり着いてしまった方は、今すぐブラウザを閉じていただければ幸甚です。この先はオチを知りたくてアクセスした方に向けて書きますからね。

Twitterではネタバレするつもりはありませんのでフォロワーの方がもし居れば安心してください、ツイートでは書いてませんよ。

い つ も よ り

改 行 多 め に

し て お こ う

うまいこと七五調に収まりました。ネタバレ嫌な人はもう読んでないよね?次の段落から絶賛ネタバレが始まるよ?

あらすじと感想

英語版で観たので人名とか一部分からないところが正直ありました。そうした箇所はテキトーです。そして後半書き疲れたので失速してます。

遠い昔、はるか彼方の銀河系で

スターウォーズの定番、黄色い文字が手前から向こうに流れていって前提を説明するパートはもちろん今回もあり、EP6の戦闘後、帝国軍がファースト・オーダーという部隊になりレジスタンスとの戦いを続け、その間にルーク・スカイウォーカーが行方不明になり、レジスタンスはその居場所を探しているという説明がされます。

そして、そのまま画面は惑星ジャクーの集落へと移り、老人からレジスタンスのポー・なんとかがルークの居場所の入ったデータを受け取ってその場を離れようとした時に、ファーストオーダーが攻めてきて老人は死に、ポーも捕えられてしまいます。

で、このファースト・オーダーにはカイロ・レン、キャプテン・ファズマ、予告編でも出ているストームトルーパーを辞めるフィンが合わせて登場します。で、このシークエンスだけでそれぞれのキャラクターの性質があっという間に分かります。脚本素晴らしい。

で、この戦闘シーンでの注目ポイントはポーが打ったライフルの弾を空中で止めるカイロ・レンのフォース。弾が止まって落ちる、あるいは逸れるのではなく、空中に固定されたままフリーズされます。で、最後にフォースを解除した時には再び動き出すんですよね。この表現は今までなかったと思いますが、フォースの強さがより際立つ演出に感じられます。

さて、ルークの居場所のデータはどうなったかって?安心してください、取られてませんよ。ポーが機転を利かせて、ドロイドのBB8の中に隠し、ファーストオーダーの襲撃の間にBB8が集落を離れて逃げたので無事です。

この冒頭の展開ってそのまんまEP4の冒頭の焼き直しなんですよね。こんな具合で本作は、スターウォーズの新作でありながら過去作品をブラッシュアップしてリブートしたかのような印象があります。

フィンのファーストオーダー卒業とレイの登場

捕えられたポーはカイロ・レンの尋問を受け、BB8にデータを隠したことがバレてしまいます。尋問はダークサイドの力の見せ所ですね。

その頃、フィンは先の襲撃で仲間が死ぬ姿を目の当たりにし、正義とは何なのかと自問自答を、しません。自問自答こそしませんが、ショックを受け参ってしまったため戦う気力を失ったフィンは、ファーストオーダーから逃げ出すため、なんとポーを解放し一緒に戦艦からTIEファイターで逃げ出します。

TIEファイターの中でフィンとポーが自己紹介をするシーンがあるのですが、実はここまでフィンはFN1234みたいな名前で呼ばれているんです。ストームトルーパーの識別番号としての名前しか持っていないんですね。それを聞いたポーがフィンという名前を提案し、フィンがそれを気に入って、ここにフィンが誕生します。過去に何かありそうですが、今作ではフィンのバックグラウンドは最後まで不明のままです。

追っ手の攻撃をよけきれず、TIEファイターがジャク―に墜落することになるのですが、フィンが目覚めるとポーの姿がありません。コクピットを確認しても残っているのはポーが着ていたレジスタンスのジャケットだけ。フィンは当てもなく街を目指して砂漠をひたすら歩きます。

ジャク―で廃品収集をしてその日暮らしの生計を立てているレイにフォーカスが移ります(もうちょっと前のシーンで登場していたかもしれません。記憶があやふや)レイがAT-ATの残骸に住んでいるっていうのはニヤッとするポイントなんですが、砂漠線に使われていたのだっけ。

拾ったと思われる解放軍のヘルメットを被りながら遠くへ行くことをレイが妄想していると、他の廃品収集者に取られそうになっているBB8が現れ、それを助けます。よく考えたら助けるというより分捕ってるだけですが。これに感謝したBB8がレイの元を離れようとせず、翌朝一緒に行動することになります。

で、二人が一緒に居るところにフィンが登場、そこにファーストオーダーも来襲したから大変で、レイ、フィン、BB8の3人は逃げることになります。しかも何故かジャクーにあるミレニアムファルコンで。このシークエンスで手を取り合うレイとフィンが面白く、ミレニアムファルコンのことをレイがゴミと言い放つもやむを得ずミレニアムファルコンに乗ることになる件もニヤついちゃいました。

カイロ・レンの正体

ミレニアムファルコンに乗っていたら戦艦に捕まり、ファーストオーダーかと思ったらハリソン・フォードじゃなくてハン・ソロとチューバッカだったという展開で、ここに今作の主要パーティが誕生します。

宇宙海賊とのすったもんだがあって一行は流れ者や商人が集うパブにたどり着きます。EP4でいうところのカンティーナの酒場です。ですが、このパブの客からファーストオーダーへ内通が入り、バレてしまいます。

おそらくこの後のシーンだったと思うのですが、今回のパルパティーンであるスノークの口からすっごいあっさりと、カイロ・レンの父親ハン・ソロだという事実が出てきます。カイロ・レンが知らないということはないんですけど、突然スノークが口に出します。まあその事実がどうこうよりも後のシーンでの対峙が大切なのですが。

シーンが酒場に戻ると、レイがパブの地下にある部屋に引き寄せられるように入っていき、そこでルークが残したライトセーバーを発見し、手に取ります。その時、レイの脳内に自分の過去やルークとカイロ・レンの戦いの様子が流れ込んできます。これにえらくショックを受けたレイは、マズ・カナタというおそらくフォース使いからライトセーバーを受け取るように言われるも、それを固辞します。

このシーンはレイがルークの娘であることを示唆するシーンだと思うのですが、劇中ではレイの出自について言及されません。かつてアナキンがルークを預けたように、ルークも何かの理由があって預けたんでしょう、きっと。しかし、このシーンも含めてレイ役のデイジー・リドリーは可愛い。イギリス人の女の子って顔立ちでとてもよいです。驚いた時の顔もチャーミング。

そんな中、ファーストオーダーの新兵器スターキラーベース、デス・スターの超パワーアップ版が始動し、星をあっという間に焼き払ってしまいます。その光線はハン・ソロたちの居る酒場のある惑星からも見えるほど。

で、そこにファーストオーダーがやってきて更にはレジスタンスの援軍も来て激戦となります。しかも、その戦闘でレイがカイロ・レンに連れ去られてしまいます。

ハン・ソロたちは一旦レジスタンスの基地へと戻り、BB8の持っているルークの居場所データを見るも、不十分で場所を特定できません。とか言ってる間にスターキラーベース破壊作戦が始まります。

正直なところ、ちょっとこの辺の時系列が曖昧です。そして、レジスタンスのリーダーはレイア、C3POはまだ頑張ってる、R2D2は居るけど起動しないという状況。

レイの救出とスターキラーベースの攻略

フィンは元ファーストオーダーということでスターキラーベースの情報をレジスタンスに提供して、ハン・ソロ、チューバッカとともに先陣としてシールドを消す役目を担うのですが、自分ではできずキャプテンファズマを捕虜にとってどうにかシールドを消します。

で、レイはカイロ・レンに捕まり尋問を受けるのですが、既にフォースに目覚めているので暗黒面の力に屈しず、フォースで衛兵を操って脱出します。フィンたちもレイと合流し、この後ハン・ソロとカイロ・レンが対峙することになります。

ハン・ソロは出発前にレイアに言われたとおり、息子であるカイロ・レン(本名ベン)を連れ帰ろうと説得します。一本橋の上での対峙はEP5のダース・ベイダーとルークのそれを匂わせますが、それ以上に劇的な展開でした。

ハン・ソロの説得にカイロ・レンが応じるかと思わせておいて、近づいたところでライトセーバーをぶっ刺す。”Thank you, father.”というセリフを吐きながらこの仕打。。。ダークサイドに落ちたカイロ・レンに何があったのか気になってしょうがないのですが、それは次作を待つことになりそうです。

悲しみにくれる間もなく、スターキラーベース攻略作戦は進行し、フィンとレイはカイロ・レンと雪積もる森の中で戦うことになります。この3人が戦うとなった時点で、フィンが噛ませ犬になるのはしょうがないのですが、でもストーム・トルーパーがあそこまで戦えるっていうのは何だか嬉しい気持ちにもなります。

フィンが敗れた後は、レイとカイロ・レンの戦い。当然レイが勝つのですが、カイロ・レンの死も確認できないのできっと次作で復活してくれるでしょう。

攻略作戦も順調に進み、デス・スター破壊時のような劇的な展開はないものの、Xウイング舞台の活躍が観られてかっこいいです。

で、最後今まで起動していなかったR2D2が復活し、BB8のデータを補足するデータを持っていることが判明します。それでもってルークの居場所が明らかになるわけです。

レイアに見送られてそこへ向かったレイが会ったのは、オビ=ワンのように隠居者の格好をしたルーク・スカイウォーカーその人でした。というところでスタッフロール。マーク・ハミルの出番正味何秒だよ。。。意外と格好良かったけど。

最高なんだけど、どう評価するべきなのか

あらすじをだらだらと書いて疲れてしまいました。

先にも書いたとおり今作は過去作のオマージュが散りばめられていて、それはスター・ウォーズファンとして、とても楽しめました。なんですけど、オマージュは映画そのものの良し悪しではないよなとも思います。過去作を知っている以上オマージュを無視するのは難しいのですが。

フィンを入れたことで選ばれし者だけの物語でなくなり、登場人物のは幅や厚みが増している点は評価できますし、カイロ・レンという悪役にもきちんとフォーカスしていて一面的ではありません。細かいところも良かったですし、文句を言いたくなるような場面も正直ありませんでした。

そうやって記憶を辿って行くと、これってひょっとしてエピソード4よりも良かったんじゃないか。旧三部作超えてるんじゃないかという気もしてきます。アナキン三部作とは比較するまでもなく、EP7の方が良いんですけど、

でも、なんかこうモヤッとした気持ちが晴れないのは、EP7の方が良いと認めたくないからなのか何なのか。これはもう一回観に行くしかないか。。。