ゲインオーバー

MUGA, I am.

えーっ、『コドモ警察』を初日の初回で観てしまいました


kodomo-police
どーも、MUGA(@muga_over)です。

コドモ警察』観てきましたが、なかなかひどい映画でした。

地雷踏みに行くつもりで観に行ったので公開はしてませんが、予想以上にアレでしたよね。

あらすじ

えりすぐりのエリートが集結した神奈川県警大黒署特殊捜査課の刑事たちは、横浜を拠点とする犯罪組織「レッドヴィーナス」を追っていた。彼らをあと一歩のところまで追い詰めるも、わなに掛かり特殊なガスによって、何と刑事たちは子どもになってしまう。ところが本庁からの指示は、捜査を継続するようにとのことで、デカ長(鈴木福)らは引き続き捜査に当たっていた。そんな中、レッドヴィーナスから近日来日するカゾキスタン大統領を暗殺するという予告があり……。 映画『コドモ警察』 - シネマトゥデイ

という話らしいですが、「内容はないよう」なもんなので頭空っぽにして楽しむべきです!

褒めどころはいくらか笑えるくらいで後は。。。

素直に言ってウケ狙いのギャグ以外は面白くない、ダメ映画のひとつでした。

子役の滑舌が悪くて聞き取りづらい

子役だから仕方ないっていうのは分かるんですよ、分かるんですけどずっと聞いてると流石に耐えられなくなってくるんですよね。。。

加えて基本的に演技がオーバーなのもあって、見ても聞いても疲れるという地獄でした。

子役が好きだとか、せめて愛らしいって思える気持ちがあれば乗り越えられるんでしょうね、きっと。

おば様たちは軽やかに笑ってたし、きっとそう。。。

場当たり的な展開とギャグでつなぐチグハグな脚本

物語の大きな筋として、「レッドヴィーナス」は大統領暗殺をフェイクにして、その裏で拳銃密売組織から拳銃を奪うという非常に地味な活動を行おうとします。

今考えても、大統領暗殺の方が難易度高いし、何だったらフェイクにしたって大統領暗殺をでっち上げるには拳銃がそれなりに必要なんじゃないかと思うと、拳銃を奪うために大統領暗殺をカモフラージュにするのって誰が考えても割に合いません。

しかも、どっちも深く話が描かれることはなくて、うわべだけ処理されていく感じで、全く盛り上がらないんですよね。。。

それから、序盤から横浜近辺で起きる些細な事件は「レッドヴィーナス」の犯行予告があるものの、あまりに簡単に解決できるので偽物なんじゃないかというくだりがあるのですが、その後も詳しく触れられず、結局何だったのかがよく分からないという放置プレイです。

これもカモフラージュっていう説明ありましたっけ?

更に、デカ長たちが早く大人に戻らないと、身体だけでなく心まで子ども化してしまうという一件は、そういうギャグシーンをやる以外で話にも上りませんし、これまた結局放置プレイです。

これは設定として大切なんじゃないの?っていうか活かせてください。

ギャグとギャグをつなぐためだけの、非常に場当たり的な展開が多く最高に残念です。

ギャグはギャグで残念で、「大人の刑事たちが子どもの姿になってしまい、子ども姿のまま警察として活躍する」という設定がギャップとしては面白いですし、デカ長たちの振る舞いが笑える部分もあるんですけど、如何せん子役たちの頑張ってます感が強すぎて。。。

吉瀬美智子はキャラに徹していて良かったんですけどねえ。やっぱりキャリアの差でしょうか。

あ、横浜のロケーションは良かったです

全編にわたって横浜が舞台で、野毛や関内周辺かなと思える場所があったり、横浜の街並みがよく映っていて、そこはとても良かったです。

これを褒めるポイントとして忘れてましたよ!

というわけでスクリーンで横浜の風景を見たい人、吉瀬美智子のアレな役回りを見たい人にはオススメです!