ゲインオーバー

MUGA, I am.

クロエ・グレース・モレッツが可愛いです。ただただ「つらたん」な映画『キャリー』


carrie
どーも、MUGA(@muga_over)です。

クロエ・グレース・モレッツ主演の『キャリー』観てきましたよ。

↓『キャリー』公開にあたって作られたドッキリ動画

あらすじ

狂信的クリスチャンの母親から厳しい教育を受け、学校では周囲から疎外されている女子高生キャリー(クロエ・グレース・モレッツ)。彼女は、激しい興奮状態に陥るとある能力を使うことができるテレキネシスだった。それを誰にも打ち明けることなく、キャリーはつらく寂しい日々を送っていた。そんな中、ひょんなことから彼女は女生徒たちの憧れの的であるトミーとプロムパーティーに参加することに。喜びに浸るキャリーだが、その裏では彼女への残酷ないたずらが計画されていた。 映画『キャリー』 - シネマトゥデイ

ストーリーはデ・パルマの「キャリー」と変わりないのですが、2013年の設定になっているので色々と現代風になっています。 携帯電話で動画を撮ったり、プロムでの公開処刑等の細かいところで今っぽかったりします。

この映画は言ってしまえば、笑いものにされた孤独なキャリーが超能力を手に入れて、しかもプロムに誘われたと思ったら最後の最後で笑いものにされて、怒り心頭に発した結果大惨劇が巻き起こるという流れです。

キャリーの孤独や悲しみの果てにある最後の惨劇のカタルシスを楽しめるかどうかが評価の分かれ目になりそうです。

思い返すと、しばしつらたんな切なさの物語

ややネタバレ含みます。

ストーリーは分かっていて予め泣きに行こうと決めて観たのもあり、キャリーの気持ちやクラスメイトのスーの気持ちなんかも色々と考えてしまいながら、どっぷりとハマってしまいました。

泣きました(心の中で)

一番印象的だったのは、惨劇の後にキャリーが家に戻るシーンで、母親を呼びながら家の中へ入っていくシーン。

プロムに行く前には母親に反発して無理やりプロムへ出かけたのに、結局キャリーが頼れるのは母親だけだったというのが悲しいですし、それにも関わらず母親に殺されそうになるキャリーの、誰からも必要とされない孤独さに強く悲哀を感じました。

そこに至るまでに直接的にキャリーの気持ちが描かれるシーンは少ないのですが、クロエ・グレース・モレッツの演技も良くて、最初のおとなしいキャリー、超能力を身につけてから多少自信が出てきたキャリー、プロムの最中トニーのことを好きになるキャリー、母親の前でのキャリーと違う表情がそれぞれ見られましたし、キャリーの心情の変化も画面上で分かりやすかったです。

原作小説もある映画でストーリーが良いというのはその映画が良いのか、原作小説が良いのかという話にもなりますが、2013年版『キャリー』嫌いじゃありません。エンディングを除いて。

その他、演出やCGIも素晴らしいと言えるものではないのが残念で、残酷描写も控えめだったのもある意味「つらたん」でした。

泣きました(心の中で)

クロエたんに関して言えばヒットガール役の方が似合ってるのかなと思いますが、こういう役もこなしていって女優として大成して欲しいと願うばかりです。