ゲインオーバー

MUGA, I am.

映画『ひみつのアッコちゃん』のを観てきましたよ



公開直前までアッコちゃんの映画をやるだなんて知らなかったのですが、綾瀬はるかが変身する映画なら観るしかないと思い立って観てきました。

劇場は女子高校生、大学生が友達同士で来ている割合が高くてなんとも言えない気分になりました!

あらすじ

メイクやオシャレが大好きな22歳の女のコ、加賀美あつ子(=アッコ)(綾瀬はるか)は。ある日化粧品会社のエリート社員、早瀬尚人(岡田将生)にスカウトされ、同じ会社でアルバイトすることになった。だがアッコは働いた経験ゼロ。仕事も失敗続きで、こわ~い(女の)先輩からもにらまれる毎日……。しかし尚人だけはアッコの驚くようなアイデアを面白がり、いつもアッコの味方でいてくれた。やがて二人に芽生えたほのかな恋心。ところが、アッコには尚人に絶対言えない秘密があった。実はアッコは、なりたいものになれる魔法のコンパクトでオトナに変身した小学生だったのだ。この秘密を誰かに知られたら、二度と元の世界には戻れない。大切な恋も終わってしまう。そんな中、会社に世の中を騒がす大きなトラブルが発生。ありえない事態が次から次へと巻き起こり、尚人にもまさかのピンチが訪れる。アッコは尚人を救うため、自分の身を投げ打ってある行動に出る。アッコは大好きな彼を救えるのか。そして肝心な恋の行方は……。 あらすじ 解説 映画 ひみつのアッコちゃん - goo 映画

大枠の話は、アッコと尚人の恋模様とアッコの成長にフォーカスされていてそこだけを観るならまあ子どもは喜ぶのかなという程度の出来で、ツッコんだら負けなような映画なのですが、あえて何点かツッコミを。

少々ネタバレあります。

この会社大丈夫なのか?

尚人が務める会社に諸々の問題があるというのは序盤、敬語も話せないアッコがバイトとして採用されてしまうところから始まり(尚人さんの権限でどうにかなるもんなのかな。。。)、明らかになにかおかしいアッコちゃんを普通に受け入れて仕事をしたり、会社の命運に関わるような重要な会話がもの凄い雑なやり取りだったりと、気になって仕方がないレベルです。

中盤で会社を買収しやすくするために会社の株価を下げる謀略を取る、買収側のメリットは分からなくもないのですが、それに協力して社長のポストを得ようとしている谷原章介は社長のポジションに就任するためにその会社の株価を落としてピンチにするってバカなの?何なの?っていう話ですよね、流石に。

株主総会のシーンも、エキストラを集められなかったことが伺える規模になっていますし、女子大生がスーツ着たみたいなのも居ますし、何だか学級会が始まるしで笑わざるを得ません。

周りの人がいたたまれない

それもこれも、オフィスや株主総会という場所がありながら、描かれるのがあまりにアッコと尚人のことだけで、その周りにすらほとんどフォーカスが当たっていなく、もはや人として認識していないのではないかと疑いたくもなります。

アニメで背景に描き込まれるモブキャラみたいなレベル。

それで一番いたたまれなかったのは、工場が乗っ取られるシーン。買収側のゴールド工業が乗り込んできて、工場の操業を止めさせるわけですが、まずゴールド工業の人たちがどうみてもそっちの筋の人。いくらなんでもマル暴に会社売るのはまずいのでは。。。

それはさておき、工場だから作業員の人がいっぱい居てその前でゴールド工業の尚人・アッコの会話が繰り広げられるわけです。そしてゴールド工業に対して何もできなくて、気が触れる尚人とそれに文句を言うアッコ。この二人のやり取りはカップルの喧嘩の様相でそもそもアレなのですが、その間、工場の作業員の方々は動くことも喋ることもなくただの背景となってしまいます。

いたたまれない。。。尺は結構あるのに。。。

感想

そんなこんなで楽しめたかどうかと聞かれると楽しめた部分もあるけれど答えに窮する感じです。ただ当初の目的である可愛い綾瀬はるかは拝めましたし、小学生アッコの吉田里琴もすごい良かったです。

うーん、小さなお子さんの社会科見学ムービー(その後に本当の会社はこういうのではないと親の説明は必要ですが)、綾瀬はるかのコスプレムービーとしては良いのではないでしょうか。