ゲインオーバー

MUGA, I am.

読書 / 「黄金の羽根」を手に入れる自由と奴隷の人生設計

お金ってなんだろう

今まで真剣に考えてこなかったファイナンス、より単純に言えば「お金」について真摯に向き合って考えなければならないなと思わせる一冊でした。具体的な金策について書かれているわけではありませんが、自分で資産運用を行い消費(特にマイホームや教育等)をどううまく節約していくかという原則についての情報が記されています。

「PART 1 人生設計編」では、サラリーマンの給与がどのような計算で計算されているかといったところから、年末調整では国家が行うべき税の徴収を企業が行っている不思議、それから税金以上に年金と健康保険がサラリーマンの収支を圧迫している現状等が解説されています。

「PART 2 ファイナンス編」では、金融というものがどういったものなのかを大枠で説明しています。すべてのレンタル業は金融業という主張はなるほど納得感があるなと。また、情報が現況に即しているかは確認する必要がありますが、国民生活金融公庫(現日本政策金融公庫)や住宅金融公庫(現住宅金融支援機構)でのお得なお金の借り方が紹介されています。

個々のケースについて完全に理解できるほど読み込めていないのですが、何よりもまずお金や税、金融のことを難しそうという理由で避けていては自分が損をするだけで良くないということを痛感しました。自分の給料一つとってもなんとなくしか支払の仕組みが分かっていなかったので、そういったことから考えて調べる癖をつけないとなるまいと誓った次第です。まずはできるところからということで、海外に居ながらできる投資をきちんと調べてみようと思います。

って改訂版も出てたのね。