アゼルバイジャン・バクー旅行1:空港到着くらいまで
4月にアゼルバイジャンのバクーに行った時の話。と言いつつ、まずはバクーに行くまでの話を書いていきます。
ビザについて
2017年4月現在、空路でヘイダル・アリエフ国際空港(在アゼルバイジャン日本国大使館ウェブサイトによればギャンジャ空港も)に入る場合、空港でビザが発給されるため事前に大使館等に出向いて取得する必要はないようです。ただし、国際空港以外での入国にはビザが必要とあるので陸路や水路で入る場合には必要とのこと。ルールが変更になる可能性もあるので、アゼルバイジャンへの渡航を考えている方は大使館ウェブサイトで必ず最新情報の確認を。
バクーのヘイダル・アリエフ空港に到着後、その場で手続きをしてすぐにビザがもらえ、事前の申請や写真の準備も必要ありませんでした。到着して通路を歩いていくと、入国審査窓口の手前に以下のようなビザカウンターがあるのでそこで手続き。
係員に話しかけるとまずは用紙を記入するように言われます。個人情報に加えて宿泊先ホテルの住所・連絡先を書きました。その紙とパスポートを持って係員に提出し、渡航の目的と滞在日数などの質問に回答したら数分でビザ発給。ビザはロシアと一緒でパスポートの1ページ丸々に貼られるタイプ。このビザを入国審査窓口に見せたら特に質問もされず即入国です。
そう言えば、ビザ申請窓口の案内を見るとその場でビザ取得ができる国は多くあるようですが、無料で取れるのは日本だけでした。トルコやイラン等のアゼルバイジャン近隣諸国でも20〜30ドルかかるようでこれは意外でした。バクーではあまり日本企業の広告も見ませんでしたし油田開発に伊藤忠が関わっているとは言え、英国BPや米国シェブロンの方が関わっているはずで日本だけ特別なのには何か理由があるんでしょうかね。
ヘイダル・アリエフ国際空港での両替
バクーの通貨はマナト(AZN)。近隣諸国では両替できるのかもしれませんが、英国では両替できなかったため空港に到着してから両替しました。
空港の両替所は入国審査後の預け入れ荷物受け取り場所近く(出口手前)と出口を出た後の空港ロビーにそれぞれあります。私はロシア・ルーブルから両替したのですが、見た限り米ドル、ユーロ、ポンドは書いてあったものの日本円は記載なしでした。
空港ロビーにATMがあったのでそれを使えば日本のクレジットカードからキャッシングができたのかもしれませんが試していないので分かりません。Uberを使わない限りは空港から出るための交通集団に現金が必要になるので、念のため米ドルなどを準備しておいた方が良いと思いました。
ヘイダル・アリエフ国際空港から市内への異動
写真を撮り忘れたのですが、空港を出て左右にBakiKARTというSuicaのようにバスと地下鉄で使えるカードの販売機があります。端末は英語表記にも変更できるのですが、翻訳がちょっと微妙です。
その間に客引きタクシー運転手が嘘をついて「今日はバスが動かないからタクシーに乗っていきなよ」など言ってくるのですが、直前に一本バスが出たの見てるんですけどね。そんな客引きを煩わしく思いつつ、何度か試したのですが紙幣がうまく入らずに断念。機械の調子が悪かったのかもしれません。
次に来たバスに現金で乗ろうとしたら現金は受け付けないと言われてしまったため結局私はUberを呼びました。空港から中心地のMay 28駅まででAZN 10.41(約730円)でした。バスはAZN 1.30(約100円)ですが、海外フォーラムを見ると普通のタクシーでAZN 20程度かかるという情報もあったので、Uberはタクシーと比較すればかなり良心的な値段のようです。Uberのドライバーは英語話せましたし、最初からUberで良かったなと思いました。
バクー市内に到着後BakiKARTを購入したのですが、チャージの際に紙幣を入れるとお釣りが出てこず全額チャージされてしまう仕様のようなので少しずつチャージすると良いのかもしれません。
渡航前の基礎知識
大使館ウェブサイトにバクーに関する情報がまとまっています。旅行ガイドブックみたいに見栄えが良いものではありませんが、必要な情報が網羅されています。行きの飛行機でこれを読みながら観光する場所を考えられました。
もうひとつはこの本。この本は観光向けではなくアゼルバイジャンの政治経済などをまとめたビジネス向けの本ですが、アゼルバイジャンの今を知るのに役立ちました。観光ガイドには全く使えないのですが、Kindleで読める数少ないアゼルバイジャンに関する本なので時間があれば読んでみてもいいかもしれません。Kindle Unlimitedなら無料で読めます。
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それから一人旅の時はいつも頼りにしているWiki Travel。ここに書いてあるのですが、バクーは車の運転がめちゃくちゃ荒いので要注意です。信号や横断歩道がないところで道路の横断は考えない方が良いと感じました。乗ったUberの運転手も前の車にガン寄せでした。
バクー到着後の話はまた次回。