ゲインオーバー

MUGA, I am.

「ご飯に合うのはこれだ」飯の友の会を開催した話

悠久の時を経ての更新。

飯の友の会

こどもの日に、友人らと飯の友の会を開催した。それぞれが自慢、お気に入りの飯の友を持ち寄ってみんなで食べる。これだけでも楽しいのだが、今回は食べた上でお互いの飯の友に点数付けをして競うイベントとなった。

Amazonプライム会員の人はアニメ「美味しんぼ」の46話、その名も「飯の友」の回を見てもらえると雰囲気が少し分かると思う。副総理は来なかったけど。

数年前に行った前回とはルールを変えて、以下の要領で実施した。

  1. 参加者それぞれ飯の友を3つ持ち寄る。

  2. 事前に飯の友についてお題を設定しておき、それをクリアしたら加点。

  3. ご飯に合うかどうかを70点、個性・意外性を30点の合わせて100点で他のメンバーが合同でジャッジ。→当日になってご飯に合うかどうかを100点、個性・意外性は30点に変更。70点スケールだと評価が直感的でなくなるのと、個性・意外性は加点要素で良いという結論に至ったのが理由。

  4. 3品の平均点を素点とし、2.で獲得したお題ポイントを加えて最終得点で順位を競う。

2.のお題は一部だけ例を挙げると以下のようなもので、率直に言ってどれもただの思いつきだ。でもちょっと挑戦したくなるハードルに設定できたと思う。

  • コンビニで買える
  • 冷蔵庫に常備している
  • グラム単価が一番高い
  • ベジタリアンでも食べられる
  • Amazonで買えたらマイナス

ルール説明はこんなところにしておいて実際に持ち寄られた飯の友を紹介していこう。参加者だけのお楽しみということで細かな点数・内訳は伏せて書いていく。

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久々の更新

久々の更新

直前の記事が5月末と半年近く前になるけれど、この間に色々と変化がありブログを書く優先度がかなり低くなっていたので放置していたのが理由である。

英国から帰国して、プライベートでも色々あったのがようやく一段落したのでそろそろ再開しないとなと思い、空き時間にスマホから書いてる。はてなブログにお金払ってるしね。

とは言え、しばらくの間ブログを書くことを念頭に置かずに生活していたので書くことのストックがない。今までは旅行のことや映画のことを書いてきたけれど、今後旅行にいけそうにないし、映画も日本に帰ってきてからあまり観られていない。

こうなってくるとブログのテーマを変えて日々のことでも書いていくかと思うわけだけど、考え始めて数秒でこのブログはそもそも個人のブログだから何を書いてもいいという当たり前のことを思い出す。さらに言えば書く義務は全くないので、書きたければ書く、書きたいことを書いていけばそれで十分なのだ。

再開しないとなと思ったのは、きっと書きたいことがあるからだ。しかしまだそれが何なのかよく分かっていないから、とりあえず再開に向けてこの記事を書いているのだろう。突発的に動き始める自分の性格の一端が表れているように思う。

こんな文章であっても書いているうちに、そういえばあれを書きたかったなと思い出すから不思議なものだ。思い返せば高校時代にブログを始め、サービスは転々としながらも十数年続けているので間違いなくこれまでの生活の一貫となっている。書く頻度にムラはあれど続けてきたから、あれを書きたいと自然に思い出せるのだろうか。

今は出先からスマホで書いてるので後で帰ったらPCに向かって書いてみよう。

アゼルバイジャン・バクー旅行2:バクー市内の観光

前回の記事ではバクーに到着するまでの話を書きましたが、今回はバクーの観光について書いていきたいと思います。

muga.hatenablog.com

前に紹介した、在アゼルバイジャン大使館が作成の「バクー案内」を参考に旅をしたので、それに沿ってご紹介。

http://www.az.emb-japan.go.jp/files/000251181.pdf

旧市街

バクーの中心地28 May駅から南西方向に行ったところに旧市街地は位置しています。地下鉄 İçəri Şəhər駅から行くことも可能ですし、徒歩でも30分ほど歩けば到着します。ちなみに一本奥に道を入ると地元民しか居ない(そもそも外国人は少ないのですが)ので、なるべく大きい道を歩いた方が良いと思います。

旧市街には中世からの伝統的な建物がそのまま残った街並みが広がっています。かと思ったら海沿いにはヨーロッパらしい近世の建築物も多くあり、さらに旧市街の西側に位置するフレイムタワーズも見えるので、伝統と最新の建築が一度に視界に入るんですね。歴史を感じられる瞬間でした。それから、出店が出ている賑やかなエリアもある一方で、各国の大使館や住居もあるので旧市街をぐるっと一周するだけでバクーの色々な顔が見られました。

乙女の塔、シルヴァン・シャー宮殿という歴史ある建物も残っていて見学することができます。私はシルヴァン・シャー宮殿のみを見たのですが、内装の彫刻のきめ細かさは素晴らしいものがありました。

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アゼルバイジャン・バクー旅行1:空港到着くらいまで

4月にアゼルバイジャンのバクーに行った時の話。と言いつつ、まずはバクーに行くまでの話を書いていきます。

ビザについて

2017年4月現在、空路でヘイダル・アリエフ国際空港(在アゼルバイジャン日本国大使館ウェブサイトによればギャンジャ空港も)に入る場合、空港でビザが発給されるため事前に大使館等に出向いて取得する必要はないようです。ただし、国際空港以外での入国にはビザが必要とあるので陸路や水路で入る場合には必要とのこと。ルールが変更になる可能性もあるので、アゼルバイジャンへの渡航を考えている方は大使館ウェブサイトで必ず最新情報の確認を。

安全・領事・医療情報 : 在アゼルバイジャン日本国大使館

バクーのヘイダル・アリエフ空港に到着後、その場で手続きをしてすぐにビザがもらえ、事前の申請や写真の準備も必要ありませんでした。到着して通路を歩いていくと、入国審査窓口の手前に以下のようなビザカウンターがあるのでそこで手続き。

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係員に話しかけるとまずは用紙を記入するように言われます。個人情報に加えて宿泊先ホテルの住所・連絡先を書きました。その紙とパスポートを持って係員に提出し、渡航の目的と滞在日数などの質問に回答したら数分でビザ発給。ビザはロシアと一緒でパスポートの1ページ丸々に貼られるタイプ。このビザを入国審査窓口に見せたら特に質問もされず即入国です。

そう言えば、ビザ申請窓口の案内を見るとその場でビザ取得ができる国は多くあるようですが、無料で取れるのは日本だけでした。トルコやイラン等のアゼルバイジャン近隣諸国でも20〜30ドルかかるようでこれは意外でした。バクーではあまり日本企業の広告も見ませんでしたし油田開発に伊藤忠が関わっているとは言え、英国BPや米国シェブロンの方が関わっているはずで日本だけ特別なのには何か理由があるんでしょうかね。

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会話劇×銃撃戦。倉庫からほぼ出ないコメディ映画『Free Fire / フリー・ファイヤー』

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http://www.imdb.com/title/tt4158096/

ベン・ウィートリー監督による映画『Free FIre / フリー・ファイヤー』、観ました。ちなみにフリー・ファイアは銃撃OKの意味です。上映時間が90分と短いものの、本作にとっては十分な時間。なぜなら銃を撃ち合うだけの映画だからです。予告編観て絶対最高だろうと思っていたら、やっぱり最高でした。

www.youtube.com

上映劇場は限られているようですが、日本では4/29公開予定。製作総指揮でマーティン・スコセッシの名前出すのはしょうがないんですが、ベン・ウィートリーの名前もぜひ出してあげてほしいですね。

freefire.jp

冒頭のあらすじ(ネタバレなし)

とある晩、とある倉庫で武器取引のためにディーラーと購入者たちが一同に介していた。頼んだ武器と納品された武器が違うなど、いくつかのことが積もった結果、両陣営の間で突如始まってしまう銃撃戦。この撃ち合いに勝利するのは誰か。

ただ銃を撃ち合うだけなのに面白い

本作のシーンの90%以上はおそらく倉庫内ではないでしょうか。本当に倉庫で撃ち合うだけなので、外に出ないんですよね。さらに基本的にはコメディなのでシリアスなシーンがほぼありません。いや正確に言うとシリアスな場面もあるけど、それも笑えます。そんな具合に振り切っているのでハマるかハマらないかで極端に評価が分かれると思いますが、私は予告編の段階でこれはくだらなくて最高なやつだと確信していましたので大満足でした。

撃ち合いという極限状態の中で、それぞれのキャラクターの性格がうまく描かれています。ジャンキー、英語が訛ってる武器商人、スタイルを気にする男などなど、どのキャラクターにも魅力がありますし物語を動かすのに十分な関係性も持っています。銃撃が始まるに至るのも、このキャラクターたちの間だったら、そりゃそうなるわという納得感があります。

そしてキャラクターたちの間で銃撃戦だけではなく会話劇も繰り広げられます。くだらない言い回しやジョークのオンパレードで会話劇も面白くて、銃撃戦よりも会話劇がメインなのであるという事実に気付かされます。

強いて言うなら、銃撃シーンに関してのリアリティーはありません。何発撃てば死ぬんだというくらい銃弾を打ち込まれてる人も居れば、そんな撃ち方で当たってたまるかよという射撃シーンも多くあります。コメディなので、リアリティーは主眼ではないのですが、基本的に登場人物が皆ダイハードなのでそこを受け入れられないと本作は楽しめないかもしれません。

血が苦手じゃなければオススメ

血が大量に出たり傷口が大きく映るなどの直接的な残酷描写もあります。そうした表現が苦手でなく、(英国?)ジョークで笑いたい人にはオススメです。率直なところ映画館で観る理由はありませんでしたが、銃撃の音や音楽がよく聞こえる点は映画館の方が臨場感があって良いのかなと思います。

とある場所からほぼ出ない密室系の映画だとスリラー映画が多く浮かびますが、本作は珍しい密室系映画でも珍しいコメディ作品と言ってよいのではないでしょうか。倉庫というやや広い空間ではあるものの、ここまで外に出ないで話が進むとは想像していませんでした。

そういえば本作が新年度の映画笑い初めだと思いましたが、よくよく考えたら観たのは3/31でした。というわけで新年度笑い初め映画は他の映画に持ち越しになりそうです。

オリヴィエ・アサイヤス『パーソナルショッパー / Personal Shopper』の感想

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http://www.festival-cannes.com/en/films/personal-shopper#pid=3294

フランス人映画監督オリヴィエ・アサイヤスの最新作『パーソナルショッパー / Personal Shopper』を観てきました。過去作品を観ていなかったので、監督の作風は全く知らなかったのですが、何とも淡い映画だというのが印象です。解釈が観客に委ねられる作りになっていて、さらに題材がスピリチュアルなので幻想的かつ曖昧なんですよね。久々にそうした類の映画を観たので心の準備ができておらず、受け止め切れなかったから淡いと感じたのかもしれません。

またトワイライトシリーズで有名なクリステン・スチュワートが主演で、恐怖と対峙するシーンから少し官能的なシーンまで幅広い演技が見られました。何を考えてるんだろうと思うシーンも少なくなかったのですが、そうした少しミステリアスな雰囲気が本作にマッチしていたのは間違いないでしょう。それはそうと少し強そうな顔してますよね。観る前はてっきり幽霊と戦うのかと思ってました、すいません。

さてさてそんなわけで感想を書いていきますが、曖昧さ故に私の感想や解釈が大いに間違っている可能性もあるので、その場合はご容赦ください。

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ハリウッド版『ゴースト・イン・ザ・シェル』を観た夜、やっぱり過去作は偉大だと思った

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https://www.facebook.com/GhostintheShellUK/

攻殻機動隊の実写映画版『ゴースト・イン・ザ・シェル』観てきましたよ。スカーレット・ヨハンソンの顔をあしらったポスターはロンドン各所でも見られて、宣伝が大々的に行われていました。映画館の入りはあまり良くなく、公開初日にしては空席が目立ちました。今日は暖かかったからみんな映画なんて観ずにビール飲んでいたのかな。それとも前評判微妙だからかな。

原作オマージュは随所に見られるものの、映像は特に新しくなくストーリーも予想を超えてこず、ハッキリ言って普通でした。極端につまらないとは感じませんでしたが良い映画かと言われると、答えはNOです。攻殻機動隊に興味がない人は観なくてよいと思いました。でも北野武の演技は良かったんじゃないでしょうか。まさか英語を話さず日本語で押し通すとは思っても居ませんでしたが。

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