X1 Carbon 2018 6th genを買ってすぐに故障した
X1 Carbon 6th gen 2018を購入してからの悲しい話。購入に至るまでの話は前回のエントリで。
突然キーボードが使えなくなる
購入して初期設定を終え必要なソフトのインストールもあらかた完了してから、使用時間としては10時間に満たないと思うのだけど、キーボードが突然使えなくなるという現象が発生した。ドライバ関係のアップデートが必要なのかなと思って再起動し、ドライバ更新を試すも使ってる最中に再びキーボードが使えなくなる。
何回か再起動を繰り返してもやはり途中で反応しなくなる。幸いトラックポイントとトラックパッドは使えるから操作自体はできるのだけど、不便極まりない。さらにキーボードが使えなくなるだけではなくWi-Fiもハードウェア的に無効となってしまい再起動しない限り有効に戻すことができない。その上ファンも同時に止まっていたことにも気が付いた。
その後1週間くらい経っても状況は改善されなかった。今思えばすぐにサポートに連絡するべきだったけれど、ちょうどその時Windows 10 April 2018 Update適用のタイミングだったのでWindows Updateによる不具合だろうと思って待ってしまったのだ。
待てど暮らせど、というほどではないけれど、一向に同様の不具合情報が海外フォーラムにも上がってこないので諦めてサポートにまずはメールで連絡した。
サポートの最初の回答はドライバ再インストール
X1 Carbonからはサポートにメールするのも一苦労だった。サポートへのメールを打っている最中にハングアップしてしまうので、最後は結局iPadから送った。
サポートからの返信は思いのほか早かったが、BIOSリセットしてドライバを再インストールすれば解決するだろうとの内容だった。挙動からするとドライバ周りの可能性はありそうと思っていてドライバ類は実は調べていたのだけど、この時点でBIOSリセットまではしていなかった。
しかしリセットしてもダメだった。Windows10のセットアップ時点でハングアップして操作不能になるという、完全にどうしようもない状態にまで陥った。
メールで埒が明かないので電話で連絡
サポートに言われたとおりにやったけどダメだったので修理をメールで依頼するもなぜか何日も反応がない。後で言われたのだけどどうもサポートにメールが届いていなかったらしい。修理依頼はメール返信でと書いてあったから送ったので、メールアドレスが違うということはないと踏んでいるのだけれども。
返信がないのでしびれを切らしてサポートに電話したら対応がものすごく早かった。10分足らずであれよあれよとPC引き取りの手配まで終わった。それに何より電話の応対は素晴らしくて、今度から何かあったときはLenovoのサポートにすぐ電話しようと決めたのだった。
とはいえ、そもそも初期不良なのではという疑いがある故障に巻き込まれている上にサポートのメールは結果的に何の役にも立たず返信もなかったのでLenovoへの評価はマイナスまっしぐらである。
指定した日に佐川急便がX1 Carbon引き取りに来た。土日を挟んで、たった2営業日でPCが返ってきたのには素直に驚いた。電話でも急いで対応してくれるとは言っていたものの、予想以上に早い。
マザーボード交換で無事使えるように
修理レポートには「システムボードの交換を行いました。」とあり、ドライバの問題ではなくマザーボードの故障だったらしい。マザーボードが故障するほど使っていないので、ほぼほぼ初期不良だと疑っている。自分がたまたま運悪く引き当ててしまったのか、X1 Carbonの初期不良が発生しがちなのかは分からないけど非常に残念である。
それから気になったのは修理品に同封されていたお預かり票に勝手にサインを書かれていたことで、明らかに自分の筆跡ではないものだったのでそれは完全に偽装で弁解の余地がなくまずいのではないかと思う。佐川とLenovoどちらが勝手に書いたのかは知らないけど、いい加減にしてほしい。
それはともかくX1 Carbonの再設定を行い今日にいたるまでハングアップも起きることなく順調に使えている。ようやく無事使えるX1 Carbonが手に入ったので使い込んで、感触やレビューを改めて投稿したいと思う。
今のところ性能は申し分ないしストロークのあるキーボードが打ちやすい。前に使っていたX200の方が厚みもそれなりにある分打鍵感はよいのだけど、近頃のMacの浅いストロークよりは断然よいのでその辺は満足している。