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ゲインオーバー

MUGA, I am. 映画のことや英国のこと、加えてゲームやテクノロジーも。気になることを気侭に記していくブログです。

イギリスからオランダまでフェリーで渡ってきた




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タイトルのとおり、イギリスからオランダまでフェリーで行ってきました。フェリーで行けると知った瞬間に手が勝手に動いて船を予約していました。もちろん飛行機で行ったほうが早いですし、フェリーだけでなく港までの電車移動を全く考慮していなかったので、移動に半日以上かかる旅となりました。

チケットの予約

フェリーはロンドンから出ているわけではなく、オランダ側もアムステルダムには着きません。イギリスはHarwich、オランダはde Hoek van Holland(the Hook of Holland、オランダの角の意味)という港がフェリーの出入り口となっています。地図だと次のとおりで、ロンドンからもアムステルダムにも遠いです。
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そのフェリーが運行しているのがStena Line。良い船旅のお世話になりました。 http://www.stenaline.co.uk/ferry-to-holland

チケットの種類は大きく分けて、自動車や自転車を乗せるもの、ロンドンの主要駅から港までとオランダ国内1日乗車券の電車のチケットが付いたもの、そしてただの乗船チケットの3つに分かれます。今回私が利用したのは電車付きのものです。電車付きの場合、トップページからではなく「Rail & Sail」を選択してチケットを検索する必要があります。 http://www.stenaline.co.uk/ferry-to-holland/rail-and-sail

さて予約の仕方ですが、とてもシンプルで楽天くらい簡単に買えます。Webサイトにアクセスし、希望の日時で船便を検索。チケットの種類は日程変更が可能なFlexiと不可のEconomyがあるので希望のものを選択。

スケジュールはイギリス発の船は「23:00発で翌朝8:00着」と「9:00発で17:15着」の2便、オランダ発の船は「22:00発で翌朝6:30着」「14:15発で19:45着」の2便です。私は行きは昼発便、帰りは夜発便にしました。どちらの良さもあるので、可能なら昼と夜それぞれ乗るのをオススメします。

希望の便を選択すると合計金額の表示なども更新されます。夜発便を選択した場合はキャビンの予約が必須となっています。画面表示にベッドマークがあるのはそのためです。客室はスイートからシングルまで用意があります。予約する前は日本のフェリーみたいに雑魚寝スペースがあると思っていたのですが存在せず、止む無くシングルの部屋を取りました。

さらに夕食・朝食やペットの持ち込みを選択します。私は食事を選択しませんでしたが、少しちゃんとしたレストランでの夕食とあまり美味しそうでもない食堂での朝食で、選択しなかった後悔は全くありません。そもそも食べ物、飲み物の持ち込みがOKなので船内で何か食べたい人はサンドイッチか何かを持って乗船した方が良いです。

こうしてチケットやオプションの選択を完了したら後は支払情報を入力して完了です。購入後にバーコード付きのメールが届き、これが船のチケットにも電車のチケットにもなるので忘れずに印刷。

港までの行き方


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そんなこんなで、英→蘭「9:00発で17:15着」、蘭→英「22:00発で翌朝6:30着」のチケットをササッと購入完了。購入してからよくよくメールを読むと、出発時間の45分前までにはチェックインをしろとのこと。ということはHarwichというところに8:00くらいまでに行かなきゃなと思い検索したら、自宅を朝4:00に出て、Liverpool Street駅5:34発の電車に乗らないという検索結果が!結果から言えばその1時間後の電車でも十分間に合ったのですが、その時はそんなことを知る由もなくタフな旅になるなと思ったのでした。

出発当日の3:00起床。1時間かけて身支度を終え、早朝のバスに乗って順調にLiverpool Street駅に到着。ただ、乗りたい5:34発のIpswich行きの電車が電光掲示板にない。いい加減ロンドンにも慣れてきたので慌てずコーヒーをすすりながら「まあそんなこともあろう」と大きく構えていたら、案の定発車の10分くらい前に突然電光掲示板に登場しました。土曜の早朝だったので夜遊び明けだろうお兄さんお姉さんたちも乗る電車で北へ。Manningateという小さい駅で乗り換えて、短い電車でHarwich International駅を目指します。駅に到着すると、とても分かりやすいというか、フェリーの港以外何もなく駅の階段を登るとすぐに待合室があります。ここでしばし待って乗船となります。

チェックインは簡単で、セキュリティもゆるかったです。印刷したメールを見せてチェックインし、手荷物をX線に通して、パスポートを見せて、ハイ終わり。最後パスポートを見せるところで、フェリーの乗船チケットとオランダでの電車のチケットをもらいました。コントロールと呼べるほどでもないコントロールを抜けてからは、フェリーの船内までバスで移動。バスが着いたところからエレベーターに乗ります。バスが着いたのは3階、ラウンジがあるのが9階で「え、この船デカい」と驚きながらも、前に居たインド人たちがエレベーターのボタンを押さずに待っていたのにもビックリしたので相殺されました。

船内での過ごし方

ラウンジに到着後、人も少なかったので窓辺の席に陣取りました。本を読み酒を飲みサンドイッチを食べ、時にデッキに出て海を眺めながら8時間の船旅をほぼこの席に座って過ごしました。昼発便でもキャビンの予約はできるので、キャビンで過ごしていた人も居たかと思いますが、多くの人がラウンジで過ごしていたようでした。
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おそらく、何よりも重要なのはこのラウンジでの席の確保。どう考えても、乗船人数に十分な数の席はなく、実際に床に座っていた人もちらほら居ました。幸い、徒歩乗船は車での乗船よりも早くラウンジまで到着できるようなので徒歩乗船組は大きなアドバンテージがあります。二人用のテーブルを一人で使っている人が居たら声を掛けて対面の席を譲ってもらってる人も居ました。

船内にはWi-Fiもあります。YouTube等の動画サイトには繋がらないため制限がかかっているものと思います。なのでオランダに着いてからの旅程や電車の時刻確認なんかは到着直前にやりました。プリンタは見当たりませんでしたが、PCも置いてあります。

さらに映画館もあって最新作が上映されています。簡易なゲームコーナーとスロットも置いてありました。さらにデッキにはバスケができるコートも完備。この時点で一人よりも家族とか団体でフェリーは乗るものだなとひしひしと感じました。
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レストランの事前予約をしていなくても食堂、バーコーナーは利用可能でお酒や軽食はここで買えます。なお、船内の通貨は基本的にユーロです。船内にも両替所がありますが、乗船前に両替をしておいた方がレートが得。
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Wi-Fiこそあるものの8時間も、物理的にも精神的にも陸と隔絶されるのは新鮮で読書がいつも以上に捗りました。ちょっと疲れたらデッキに出て潮風と太陽を浴びるという、プチリゾート気分をも満喫できて船旅も悪くないなと思いました。でも、出発前を思い出すと朝4:00に家出てるしオランダ到着後の移動も考えると長いなあと。これは若いうちにしかできなやつ言い聞かせて自分を納得させました。。。

オランダ到着

オランダに到着する少し前に船内アナウンスがあり、まずトラックや自動車組の下船準備が始まりました。徒歩乗船組は一番最後で9階のラウンジから4階くらまで階段で降りて、ひたすらタラップを歩いていきます。これが結構遠くて、ゆうに5分くらいは歩き続けました。コントロールでパスポートを見せ、アムステルダムとデン・ハーグとロッテルダムを巡ると伝えて、スタンプを押されて無事入国。家を出てから実に12時間。ようやくオランダに到着です。

de Hoek van Hollandからアムステルダムに行くため電車に乗ります。アムステルダムへはde Hoek van Holland→Scheidam CentraalないしRotterdam Centraal→Amsterdam Centraalで1.5時間〜2時間かかるのですが、私が着いた時には遠い方のルートだ最速だったので2時間かかりました。そもそもde Hoek van Hollandとアムステルダムは遠いので、到着した日はロッテルダムやデン・ハーグに出た方が良かったのではと少し考えてしまいました。それはそうと、オランダの電車は車内でWi-Fiが使えるので便利。

はてさて、そんなわけで家を出てから15時間ほど掛けて到着しました、アムステルダム。飛行機で行ったのでは到底得られないだろう達成感と満足感を得られて非常に楽しい旅路でした。オランダに行きたい人にオススメするかと言ったらしないんですが、船旅をしたい人にはオススメです。船に乗るまでの苦労はありますが。。。


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