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海と伝説!ディズニー初ポリネシアが舞台の『モアナと伝説の海』の感想とネタバレあらすじ



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日本では2017年3月10日公開予定の『モアナと伝説の海』を観てきました。

まず最初に感じたのは海。今年の映画だと『ファインディング・ドリー』もそうでしたが、CGによる海、水の表現がとても高い水準で、観ていても違和感がまったくないんですよね。技術の進歩は凄いと改めて感じます。予告編を観るだけでも、凄さが分かると思います。

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私は行ったことがないので妄想ですが、ハワイやミクロネシアの島々にありそうな自然が生き生きと、輝いて感じられる映像で、観ただけで南国気分を味わえました。実際に行った事ある人もきっとそう思うのではないでしょうか。

内容については以下にあらすじを載せた上で、その後に感想を書いています。ネタバレを避けたい方は目次の「モアナ・マウイの成長」をクリックして感想へ飛んでください。

あらすじ(導入部分)

女神テフィティが海に島を作り、そして生命を作った。生命を作る力の源、テフィティのハートをデミゴッドであるマウイ(魔法の釣り針で様々な動物に変身できる)が奪おうとしたが、彼の前に立ちはだかった溶岩の巨人テカにマウイは破れ、ハートとマウイの武器である魔法の釣り針は海深くに沈んでしまった。

それから幾年の時が流れ、モトゥ二島の首長の娘である幼いモアナは、他の子供たちと一緒に祖母から島が作られるまでの伝説を聞いていた。その話を面白く聞いた後、モアナはふらりと海岸へ行き不思議な体験をする。そこにモアナの父であるトゥイがやってきて、海は危険だから近づいてはいけないと諭すのだった。

モアナはすくすくと成長し、首長の娘としての役割も理解して島民の相談事を聞いて助けてあげる程に大きくなった。しかし、モアナは祖母から聞いた伝説が忘れられないからか、海への憧れが強く機会を見て舟に乗ろうとするものの、その度にトゥイに阻止されていた。

あらすじ(中盤・少しネタバレ)

ある日を境に、島のココナッツの出来が悪くなり、魚も全然捕れなくなる。これを聞いたモアナは環礁の外へ出て、魚を探すことを提案するがトゥイに反対されてしまう。それは過去にトゥイが外洋に出て友人を亡くしたためで、モアナを海から遠ざけているのもそうした経験からだとモアナは知ることになった。

しかし、モアナはこのままではいけないと一人で外洋に飛び出すが、荒波の前に敢え無く舟は大破し失敗に終わる。なんとか島に戻ったモアナの前に祖母が現れ、モアナを洞窟に案内する。そこで巨大な舟を見つけ、モアナたちの先祖は航海を繰り返して最終的にこの島にたどり着いたことを知るのだった。

また、祖母はモアナにテフィティのハートを渡す。実は、モアナが小さい時の不思議な経験は、テフィティのハートによるもので祖母がこれまで代わりに預かっていたのだ。島の作物が採れなくなり魚が居なくなったのは、マウイがハートを奪った結果として島に暗黒が迫っているからだという事実も伝えられる。しばらくして祖母が急に倒れてしまう。

床に伏す祖母から、「行くのだ」と言われたモアナは決意し、マウイを探しハートをテフィティの元に返すための旅に出る。

あらすじ(オチ含む)

マウイに出会うことはできたが、彼は一筋縄ではいかない性格でなかなか信頼関係を結べないで居た。途中海賊に襲われたり、魔法の釣り針を探したりする中で徐々に絆を深めていき、遂にマウイはモアナを認め、舟の操舵を教えるまでになる。

こうして二人の旅も佳境に差し掛かり、テフィティの島へとやってきた。そこには溶岩の巨人テカが待ち構えていて、島に近づく二人に容赦なく攻撃を加えてくる。しかしテカは強大でマウイは勝ち目がないと悟り、撤退するようにモアナに伝えた。しかし、モアナは可能性を信じ再度島に近づこうとする。モアナはテカの攻撃を避けられなかったが、マウイが魔法の釣り針で辛くもこれを防ぐと辺りに閃光が散った。

二人の乗る舟は島から離れたところに浮かんでいた。テカの攻撃を防いだため、魔法の釣り針はあと一撃で壊れてしまう状態だった。マウイにとって魔法の釣り針は変身するために必要な道具で壊すことは避けたかった。また勝ち目がないことも分かっていたマウイはモアナを残しどこかへ消えてしまう。

絶望的な状況に一度はハートを海に捨てるモアナだったが、祖母の魂に導かれ再びハートを手にしテフィティの島へと単身で乗り込む。前回の戦いで突破の糸口を掴んでいたため、テカを越えて島に近づくことに成功。直後、テカの攻撃を受けそうになるが、そこにマウイが現れ窮地を救う。マウイの手助けもありモアナは遂に島へとたどり着いた。

しかし、山に登りモアナが見たのは何もない海。テフィティの島はなく、溶岩の巨人テカこそがテフィティであることに気がつくのだった。テカにハートを返すと、テカは元の姿であるテフィティに戻り、テカの活動によって荒廃した島に緑や生命を吹き込んだ。

その結果テフィティの島だけではなく、モアナが生まれ育ったモトゥニ島の暗黒もなくなり、全てがもとに戻った。そして島に戻ったモアナは島民を引き連れて、新たな島を探す航海に出発するのだった。そこには鷹になったマウイの姿もあった。

ここから上、ネタバレ注意。

ここから上、ネタバレ注意。

モアナとマウイの成長

優しい心を持ったモアナが、マウイとの旅を通して、強くたくましく成長していくストーリーで大人も子供もそれぞれの視点で楽しめると感じました。作りの丁寧さはさすがディズニー映画。

旅が冒険になっていてそこを純粋に楽しめる部分もありますし、そこにモアナの家族のことやマウイの過去が関わってくることで人との繋がりを考えられる部分もあります。

モアナの成長だから女の子向けなのかというと、そんなことはないと思っています。今回の旅は、『アナと雪の女王』よりもさらに冒険の色合いが強いので男の子も十分楽しめると思いますし、モアナ同様にマウイも成長するので男女関係なく楽しめるはずです。戦うシーンもスピード感と迫力がありますよ。

ハワイ、ポリネシア的な要素

今回はディズニー映画としては初めてポリネシア地域を扱った作品ということで、そういう要素も見どころの一つだと思います。その昔『アラジン』でアラビア世界が紹介されたように、本作でもポリネシアのカルチャーが紹介されていました。

まず最初にタトゥー。実は映画が始まってすぐにタトゥーを入れている場面が描かれます。痛々しいものではないのですが、男の子が初めてのタトゥーを入れてもらっているシーンが映ります。それからタトゥーが個性であり、属人的なものであるというカルチャーも描写されています。

ハロウィンの時にディズニーがマウイのタトゥーが入った衣装を売り出したら非難されていましたが、少なくとも映画内でタトゥーを軽視するような表現は見られずむしろリスペクトがあると感じましたね。

www.huffingtonpost.jp

また、序盤のモトゥニ島のシーンでは島民生活が丁寧に紹介されていました。ココナッツを取る様子から、カゴを作るシーンなど、歌に乗せながらの紹介でした。しかし、正直なところ紹介しなくてもストーリー上問題ないにもかかわらず、丁寧に描いているので文化紹介の役割も担っていて好感を持てます。こういうのはディズニーとしての念持があったりするんでしょうかね。

作品全体として

決して悪い映画ではありませんが、個人的には『ズートピア』の方が好みでした。見なきゃ損というわけではないので、気が向いたらでいいんじゃないでしょうか。

Rotten Tomatoesのレビューは96%という高い評価で、私の感覚がズレている可能性も相当ありますが。。。