ゲインオーバー

MUGA, I am.

セントラルヒーティングの暖まり方は異常。

Radiator valve with brass key ロンドンに引っ越してきて初めての冬を迎えようとしているわけですが、暖房が効き過ぎてびっくりしています。

セントラルヒーティングとは

一般にセントラルヒーティングといえば、この方式を指す。石油(重油)や電気、ガスのボイラーで作られた温水を各部屋に分配しラジエータを用いて空気への熱変換、また放射熱への変換を行い暖房する。 利点は、媒体が水であるため、比熱が高く、ある程度長距離の配管を行っても熱損失が少ない事により、比較的大きな建物の暖房を行える点にある。 欠点は、ラジエータや配管の気密性への配慮などでイニシャルコストが増大してしまう点にある。特に戦後より北海道を中心とした住宅、また日本全土のビルディングや主として1980年代までの重厚なデラックスマンションで用いられてきた。 セントラルヒーティング - Wikipedia

部屋のボイラーで温水を温め、家の中でぐるぐる回して部屋を暖める仕組みです。この解釈だと床暖房もセントラルヒーティングの一部になるんですかね。

それはそうと、部屋のボイラーはマンションの共用部に置くなりして見えないところに設置すればいいのに、パントリーの中にむき出しで鎮座しているあたり、欧米人の、壊れたら自分で治すぜというDIY精神と言いますかそんなものが見え隠れしているように思います。

で、このセントラルヒーティングが日本の床暖房とは次元が違う暖まり方をします。床暖房で床は暖かいけど空気はそんなに暖かくないという経験があるのですが、セントラルヒーティングは部屋の空気が暖まります。むしろ床は暖まらないので裸足で歩くとひんやりするかもしれません。これは日本の家に比べて欧米の家の壁が厚い、断熱性が高いという部屋の構造もあるかもしれません。

一度、暖房を点けっぱなし家を出てしまった時は、帰ってきて部屋の暑さに驚きました。夏かよって突っ込みたくなるくらいの温度で、コートを着たまま部屋に入ったら汗をかいてしまいました。

というわけでおかげさまで寒くても室内はTシャツで快適です。と言っても気温だけで見れば、ロンドンの寒さはまだそこまでではないのですが。

細かい温度調整が不可

これはセントラルヒーティングというよりも物件の問題かもしれませんが、温度調整ができません。

下の写真のダイアルを回して30℃にすれば30℃に暖まる仕組み(のはず)なんですが、何度に設定しても温度に大差ありません。何度いじってもONかOFFかのゼロかイチかしかない。
switch

まあ暖まるのが第一で、もし暑くなったら切ればいいので直ちに困る話ではありませんが、かゆいところに手が届かないこの感じ。

気になるのはランニングコスト

温水を作っているので、電気代と水道代がかかっているはずなのですが、集金が毎月ではなくて約3ヶ月に1回なのでしばらく分からないんですよね。

暖房運転時に1時間おきにメーターを確認すれば何となく分かるとは言え、そこまでする気もおきないので次回の集金まで待ちたいと思います。

突拍子もない金額を請求されないといいのですが。。。