笑いの90分!笑福亭鶴瓶のトークライブに行ってきました
先日慶応大学で行われた、11月25日 慶應シネマ研究会presents笑福亭鶴瓶トークライブに行ってきました。
僕自身は特に鶴瓶が好きというわけではないのですが、それでもなかなか面白く笑えたので簡単に当日のレポをつらつらと。
憶えている範囲で雑多に箇条書きになってしまいますが、以下のような話が止めどなく続きました。
開始直後、立ち見のお客さんを気遣う
開始した間もなく、立ち見のお年寄りに席が空いていると案内をしていましたが、そのやり取りはちょっと強引ながらも面白くて会場もウケていました。
マネージャー宇木さんの間違い・天然っぷり
かぼすと脚立を、押尾コータローと押尾学を、精霊流しと長老流しを言い間違えたり、日馬富士との飲み会での失態など、マネージャーのおもしろ話はまだまだレパートリーがあるんだろうなあというくらい引き出しが広そうでした。
ちなみに、当日タクシーで来る時には、慶応義塾大学を慶応技術大学と言い間違えたそうです笑
面白いものに対する気付きが人よりも強い
そんな面白いマネージャーと居るから面白い話ができるのではなく、鶴瓶が言うには面白いものに対して人よりも反応、気付くそうです。
日常に転がっている面白い話を拾えるか、更にはそれを面白く話せるかっていうのが肝心でお笑い芸人はそれに長けた人なのかなと思いました。
美意の案配
辛いことがあった後に良いことがあるなど、事柄はすべて天上に導かれたように進むという意味の言葉だそうですが、調べても鶴瓶が言った言葉以外に見当たりません。
説明だと中国の故事で、次のような話らしいです。本人が言ったのとは異なって、かなり僕の意訳ですが。
王様と家来が居て虎狩りに行って王様が指を失ったものの、その後に王様が蛮族に捕らえられて食べられそうになった時に指がなく不浄だということで、食べられずに済み事なきを得た。
昔の笑い話。母親に先生
鶴瓶の幼少期の話も多く聞けたのですが、母親が鶴瓶に負けじと面白いんです。
それから高校の先生の話も面白くて、この話はもう青木先生という落語になっているそうで。
映画の話。山田洋次の演出のすごさ
映画『おとうと』で加瀬亮が行う演技。加瀬亮と言えばちょっと控えめな動きで演技をするイメージがありますが、山田洋次は加瀬亮に大げさな動きを求めて何度も撮り直したそうです。
鶴瓶自身も加瀬亮は控えめだと思っていたので監督の演出が不思議だったそうですが、完成したものを見るとその大げさな演技がとても泣けるシーンなんだそうです。
『おとうと』観てないのでチェックしようと思います。
話すのがプロ
あっという間の90分で鶴瓶が話を途切れさせず続けるのは凄いなあと思いました。
一つ一つの話に関連性はあまりないのに立て続けに話して繋げられるのは強引でもありますが、それだけの話術ですよね。
水も飲まないし何かメモを見るわけでもないし、これがプロかと。
生鶴瓶、とても楽しめました。