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ゲインオーバー

MUGA, I am. 映画のことや英国のこと、加えてゲームやテクノロジーも。気になることを気侭に記していくブログです。

『X-MEN: アポカリプス』これなら前作のほうが良かったかなあ。。。




xmenapo
X-MENの中でも最強クラスの敵アポカリプスが登場の本作の感想をネタバレ含みつつ書いていきます。日本での公開は8/11と世界でもかなり遅いみたいです。今まではそんなに遅れることなく上映してたと思うのですが配給上の事情でもあったんでしょうか。

エイジ・オブ・アポカリプスではない

アポカリプスが出ると聞いて真っ先に思い浮かべたのが、X-MENのクロスオーバー作品であるエイジ・オブ・アポカリプス。でも、今作はエイジ・オブ・アポカリプスは関係ありません。通常の時間軸、デイズ・オブ・フューチャー・パストに続く世界で、分子結合・文化能力を持つ最強のミュータントアポカリプスが古代から復活して世界を破滅に陥れるというストーリーです。

話の大筋はその程度で全く代わり映えしないのですが、X-MENの魅力は登場キャラクターの多さと彼らの個性にあるので、登場人物たちの魅力にハマれば面白いし、そうでなければつまらないだろうなと思います。チャールズ・エグゼビアよりもお前が主役だろというマグニートーの悲しみに満ちた人生も良いし、コメディリリーフと思わせておいて良い場面で活躍するクイックシルバーもかっこよかったです。

マグニートーは相変わらずの不遇で、どこに行ってもミュータントとしての自分を呪わざるをえない状況になるのが切ないです。今回は妻子ともに殺されて人類に絶望する不憫さで、マグニートーファンにはある意味でたまらない展開となっています。そんな妻子を殺された怒りに震えるマグニートーが、自分をミュータントだと告発した同僚が居る工場で同僚たちを皆殺しにしようとしているところに、アポカリプス一行が突然現れた時の一言「Who the fuck are you?」がこの映画の一番の見どころでした。

クイックシルバーはとてもおいしい役で、エルゼビア・スクールが爆発したところに現れて超高速で生徒たちを次々に救い出していく場面は尺も長いし、クイックシルバーのお茶目さを余すことなく伝えてくれました。最終的にマグニートーに自分が息子であることを告白しない経緯は忘れてしまったのですが、そこを言わない、言えないのも彼らしいなと。

しかし、ファースト・クラス、デイズ・オブ・フューチャー・パストと来て、三部作の締めのアポカリプスの割に、締りがないのが正直なところ。旧X-MEN三部作の最後ラスト・スタンドは面白くなかったけど、ヒーローが入り乱れて戦う盛り上がり、そのお祭り感があって締めとしては決して悪くなかったと思うんです。

でも、今回のアポカリプスは戦闘がいまいち盛り上がらず、終わり方も微妙。ジーン・グレイが強いというのはX-MENを知っている人には周知の事実ですし、強敵を倒すにはジーン・グレイしかないんですけど、今回のアポカリプスの倒し方は画的にも話的にも面白くありませんでした。アポカリプスの分子分解能力でX-MENを溶かすよう試みる場面もなく、最強の力を持ってるんだから戦闘に使えよと突っ込まざるを得ません。一人くらいその能力で死んだ上でそれに怒ったジーン・グレイがフルパワーでアポカリプス倒すとかで良かったんじゃないのかなあ。もうちょっと熱い展開があっても良いんじゃないのかあと思います。

そんなこんなで尻すぼみに終わってしまったX-MENシリーズは一旦お休みで、今後はウルヴァリンガンビットを主役に据えた外伝映画が公開される予定です。あと一応デッドプールX-MENのシネマティックユニバースの中でしたね。もうちょっとマイケル・ファスベンダーマグニートーの活躍を観たかったのですが、きっと外伝作品に出ることはないでしょう。。。どこかで日本人のX-MENであるアーマーこと市来久子が登場するといいのですがどうでしょう。