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ゲインオーバー

MUGA, I am. 映画のことや英国のこと、加えてゲームやテクノロジーも。気になることを気侭に記していくブログです。

『エリジウム』、テーマは悪くないんだけど




elysium
どーも、MUGA(@muga_over)です。

エリジウム』の感想を。

あらすじ

2154年スペースコロニーエリジウム”で生活する富裕層はパーフェクトな居住空間で過ごす一方、荒廃した地球に暮らす貧困層はひどい搾取に苦しんでいた。エリジウム政府高官のローズ(ジョディ・フォスター)が地球の人間を消そうと動く中、地球で暮らすマックス(マット・デイモン)はエリジウムに潜入することを決意。残り5日しかない寿命を懸けて戦いに挑む。 映画『エリジウム』 - シネマトゥデイ

相変わらずシネマトゥデイのあらすじは要約を誤っている気がします。

マックスがエリジウムに入るのを決意するのは、地球の人間が消される云々ではなくて、寿命5日と宣告された自分自身の病気をエリジウムで治すためです。

シネマトゥデイのライターは映画を観てこれ書いているんでしょうか。しかも貧困層は強制的に労働を強いられているのではないし描写としても搾取されてるわけじゃないんですけどね。。。

それはさておき感想。

設定は好きなんだけど、何か色々と惜しい映画

まずこの映画では、富裕層はコロニーで優雅な暮らしていて、庶民もとい貧民は荒廃した地球で劣悪な環境の中暮らしているという対立構造があります。

で、この映画のテーマとして貧富の差による医療格差があるのですが、これはうまいことSFの物語に落とし込んだなと思いました。

地球では治せない病気になったマックスが、コロニーにある何でも治療する機械を使うため、必死でエリジウムに乗り込もうとするわけで、生きたい、死にたくないという動機は原始的ですが、とても力強くて物語の推進力になっていました。

そんなわけで、テーマ、描き方は良かったのですが、コロニー側の警備が手薄すぎる問題、主人公が選ばれし者設定というところにつまらなさを感じてしまい、最終的な感想は「何だか微妙」に落ち着きましたね。

ただの貧民の主人公がコロニーに潜入して戦うに至るまでにもうちょっと理由付け、論理付けが欲しかったんですよね。選ばれし者という安直なものではなくて。

なんでも治療できる機械や自動追尾型の爆弾を作るなど、技術力でコロニー側が圧倒しているはずなのに、どうして20世紀にもあるようなローテクな生活をしている地球側の侵入を許してしまうのか。。。

コロニー側に内通者が居てマックスに協力するとか、マックスを利用するために一時的に力を貸すとか、第三の立場の人間が居ても良かったんじゃないかなと思います。

うーん、どうにも設定の詰め方が中途半端だった印象です。