ゲインオーバー

MUGA, I am.

「いい人」

もう「いい人」になるのはやめなさいもう「いい人」になるのはやめなさい
潮凪 洋介

中経出版
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感想

「いい人」の対、目指すべき理想像として「いい男」という表現を用いているのですが、僕は「ギラギラしていて大学はテニサーで一部上場大手企業入りました。(or 起業しました or フリーランスで食ってます)おれマジかっこいいです」的な印象しか持ちませんでした。

さらに恋愛に関するトピックでは、 『いい男は、「本気の恋」「遊びの恋」の2つのチャンネルを使い分ける』 と頭に疑問が残りっぱなしになるようなことも書いてあります。 まあそれを是と思う人も世の中にはいるということで。

というわけで、「いい男」になれというこの本の主張は全くと言っていいほど心に響いてきませんでした。「いい人」を脱せというのには概ね同意出来るのですが。 「いい人」の分析については読んでいてなるほどと思うところがありました。自分自身「いい人」と言われることもしばしばあるものの、必ずしも自分でそうじゃないのにと思う現状があるのでなるほど改善すべき点はあるのだと気づかされたのです。

  • やさしいと言われるけど、それが弱さの裏返しではないかと不安を持つ人
  • お人好しなせいで損な役を押し付けられ、悩んでいる人
  • 愛想笑いが得意だけど、実は自分に自身が持てない人

本書の冒頭部分で出てくるこの3つの指摘を読んでそうそうと思ったら立ち読みでパラパラめくって気になる項目だけ読む程度で満足できそうな一冊。