ゲインオーバー

MUGA, I am.

2016年に観て面白かった映画トップ11 - 日本未公開も多いけど、どれもオススメ

2016年も終わりということで、今年観て面白かった映画をプレイバック。

1位と2位の作品は定まっているのですが、それ以下は順位が定まらない部分もあるので、BEST、2nd、Tier 1、Tier 2、Tier 3という分類でトップ11を振り返っていきます。なぜトップ10じゃないのか、面白い作品が11本あったから。それだけです。

なお、11本中6本は本日時点で日本未公開、邦画はほとんど観ていないので、他のブログのランキングとはズレていると思います。未公開作品も来年日本で公開すると思うので参考になれば幸いです。

最後にリストを載せていますが、今年は31本ほど観られました。平均すると、月間2.5本ほどなのでもうちょっと頑張れたかなと反省しています。

というわけで早速、紹介!

Tier 3

ここは観てないなら観た方が良いよとオススメするラインナップ。

10 クローバーフィールド・レーン

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密室に閉じ込められた主人公。部屋を管理する男は信用できるのか、外では一体何が起こっているのか、逃げ出すことはできるのか。

完成度の高い密室ものでした。上映当時は、元々違う作品のために用意されていた脚本にクローバーフィールドのタイトルを付けた説が流れていたような気もします。ただ、クローバーフィールドとは関係ないと言えば、関係ない作品なので単独で観られます。未見の方も安心です。

主演はスコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団のメアリー・エリザベス・ウィンステッド。タンクトップ姿がとても良いです。とても。

ソーセージ・パーティ

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最高に下品でくだらない作品で、観る人を選ぶでしょう。付き合う前のデートでは絶対観てはいけない映画ですね。

下品でくだらないのですが、良く言えばブラックユーモアに溢れた作品で、宗教・人種ネタを徹底的に下品に描いたのには価値があると思っています。

もう一度観るかと言われると、答えは「観ない」なのですが、観ていない人には是非観てもらいたいですね。

アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場

eyesky.jp

感想書いてなかったやつその一。実は、劇場スルーしてて、自宅で観ました。

戦場から離れた司令室で空爆を行うかどうか判断に悩む指揮官の動き、現場の兵士の葛藤が描かれていました。

盛り上がるポイントがあるわけではないのですが、戦争について考えさせられるとともにスリリングな展開でとても良かったです。

モアナと伝説の海

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今年はアニメが高クォリティでした。観たアニメ作品でそれほど良くなかった、でも悪くなかったのは『ペット』くらい。

ミクロネシア的な価値観や伝統をうまく作品に取り入れています。

Tier 2

続いて、Tier 2。ここは、人に聞かれる前に是非見てとオススメするレベルの作品。

Kubo And The Two Strings

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少年が冒険の中で成長していく王道ストーリーで、日本らしい親子・血縁の絆もテーマになっていて、完成度の高い作品。

全編ストップモーションアニメで、独特の雰囲気を持った映像美は見応えがあります。

検索した限りだと日本での公開は未定のようで、日本が舞台なのに日本スルーの可能性もある気がします。日本で全く話題になっていないようですし。。。

FAN

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感想書いてなかったやつその二。インド映画です。アイドルに憧れた青年の復讐の物語。

インドの人気俳優かつスター(男)に憧れていた青年は地元の一芸大会でスターのモノマネをして優勝、その賞金でスターに会いに行く。そこでスターを拝めたけれど、スターのライバルを貶めるために過剰な行動に出て。。。

スターにハマる男の狂気が描かれていて、大変楽しめました。パーフェクト・ブルーとは方向性が全く異なりますが、ファン心理に迫る傑作だと思います。アイドルに憧れて自分を彼に投影してきたファンは、その憧れが崩れた時に何者足りうるのか。

長すぎるし、ドゥブロヴニクのシーンは見せ場づくり以外の何物でもなく、丸々カットでいいレベルなんですけど、それを差し置いても良かったです。

一人二役演じてるShah Rukh Khanの力量を思い知りました。事前情報無しで観たので、序盤はこれ同じ人だよなと疑いながら観てましたよ。

ローグ・ワン

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EP4へと続く最後のクライマックスシーンだけでも価値があるし、宇宙戦闘シーンはクォリティ高かったです。バトルシップ以来の戦艦急ターンによる解決は熱かったですね。

Tier 1

もし観てなかったら「なんで観てないの?」と煽りたくレベル。それだけオススメってことです。

ファインディング・ドリー

感想書いてなかったやつその三。

ドリーのショートメモリーの悲哀、家族との再会を目指す感動がしっかりと描かれていました。水族館での冒険もテンポが良く、登場するキャラクターも魅力的でした。

他のアニメ作品にも言えることなのですが、テーマと物語がうまく融合しているのが素晴らしいです。

ミス・ペレグリンと奇妙な子供たち

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今年は本家のX-MENには裏切られたけど、ティム・バートンのX-MENは最高でしたね。少し不思議な雰囲気と登場人物が織りなす、心温まる物語でした。

番外編:残念ながら選外

君の名は。

ウケるのは分かるんだけど、全体的に安っぽくないですかね。

ドントブリーズ

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悪趣味。毛色は違いますが、クローバーフィールド10レーンの方が面白かったです。

ドクター・ストレンジ、シビル・ウォー、デッドプール

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マーヴル作品の中では好き。とは言え。。。

マグニフィセント・セブン

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七人の侍、荒野の七人へのオマージュは良かったんですけど、オリジナリティの無さが。

2nd ズートピア

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アニメ映画では文句なしの今年No.1。『この世界の片隅に』は、本当に世界の片隅でしか公開されていないので観られませんでしたが、評判を見る限りだと私はもし観られても、おそらくズートピアを推すでしょう。

現代社会が抱える多様性の問題を落とし込んでいるのは偉業です。差別や偏見にどう向かい合うべきなのか、かつてプリンセス映画ばかり作っていたディズニーがそれを描く時なんですね、現代って。

『ソーセージ・パーティ』が不真面目な方向に振り切ったのに対して、『ズートピア』は真面目に描いたのは良し悪しは別にして、面白い現象だなと思います。

単純に少女が苦手を克服して、夢に向かって頑張る物語としても楽しめる作りになっていて構成が素晴らしいです。

BEST メッセージ(原題: Arrival)

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圧倒的ベスト。原作が良いからというだけではない、丁寧に作られた作品でした。

未知の生物とのコミュニケーションをどう取るのか、その過程が丹念に描かれていて、さらには相互理解についても考えさせられますね。それから、主人公を巡る物語も良かったし、エイミー・アダムスの演技が光っていました。

ドンパチはほとんどないので、盛り上がりには欠けますが、しっとりとしたSFで、間違いなく今年最高です。

おまけ:WORST

光があるところに影がある。名作があるところにも、また駄作がある。ということでクソみたいな作品もありました。

インデペンデンス・デイ リサージェンス

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中国資本映画の悪い例。百億円使って、旧作出演者の同窓会を開かないで欲しいです。

X-MEN アポカリプス

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マイケル・ファスベンダーの"Who the f**k are you?"のセリフしか印象に残ってないです。マイケル・ファスベンダーを愛でる映画。

ジャック・リーチャー NEVER GO BACK

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スクリーンに戻って来なければよかったのに。。。

今年観た映画リスト

最後に今年観た映画リストを挙げておきます。

来年も良い映画との出会いがありますように!